自身の苦い経験から息子には「歌舞伎以外の道も」という市川海老蔵

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歌舞伎俳優の市川海老蔵が我が子に接する姿は、他界した父親・市川團十郎(十二代目)さんとは全く異なる。幼い頃から父との距離を感じ、不満や苦しみを抱えながら成長した彼は、やがて独自の子育て論を唱えるようになった。

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12月29日放送の『新・情報7daysニュースキャスター 〜超豪華!芸能ニュースランキング2016決定版〜』の単独取材に応じた市川海老蔵は、乳がんで闘病中の妻・麻央さんや2人の子供達と過ごした激動の2016年を振り返った。その中で海老蔵は、10歳の時に「自分の子供はこう育てたい」という独自の理論が出来上がっていたと告白。そこには父である故・十二代目市川團十郎さんとの親子関係が影響しているようだ。

過密スケジュールの中、5歳の長女・麗禾(れいか)ちゃんや3歳の長男・勸玄(かんげん)くんと過ごす時間を最優先にしている海老蔵。彼には「人間の根本は愛」という理念があり、愛情を伝える作業を子ども達に教えることが大事だとしている。普段から近所を親子で散歩したり一緒にお風呂に入ったりするなどして我が子と触れ合う機会を少しでも作るように努力し、積み重ねてきた。

また海老蔵は、勸玄くんには歌舞伎役者への道を無理に勧めておらず「基本的にはやらなくて良いと思っている」とまで言い切っている。自分の舞台を見せたり楽屋で遊ばせたりと“歌舞伎に携わることは楽しい”という環境を整えてはいるが、将来の選択については彼の意思を尊重するそうだ。

父である故・市川團十郎さんとは幼い頃から距離があり、親子のスキンシップはほぼ無かったという。その一方で、海老蔵は3歳の頃から「歌舞伎をやるように」と父から仕向けられていた。親子としての愛情を十分に感じられなかった苦しみと、成田屋の看板を背負うことは当然とされた不満を今回のインタビューで認めている。

「勸玄は現時点まで、順風満帆に育っている」と海老蔵は自信たっぷりだ。つい先日、自宅療養中だった麻央さんが2か月半ぶりに入院した。幼い我が子を自宅においての入院は母親として身を切られる思いであろうが、全てを彼に任せて治療に専念して欲しいものだ。

出典:https://www.instagram.com/ebizoichikawa.ebizoichikawa
(TechinsightJapan編集部 みやび)