学生の窓口編集部

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天才子役として人気のあった吉田里琴が自身のブログで引退することを発表した。3月31日付で書かれた文面には、『私は今まで時間を使い分けて学業と仕事を両立してきましたが、これからは学業に専念するため、本日をもちまして芸能活動を終了することにしました。(一部抜粋)』と綴られ、3歳から子役をはじめたくさんの仕事に携わることに幸せを感じる一方で、どうしても学業がおろそかになることに対し自問自答していた彼女の本音を明かした。引退の発表が4月1日だったこともあり、ファンからは「エイプリルフールだから嘘だったらいいのに…」という惜しむ声も寄せられてはいたが、吉田がまだ16歳であるということから今後の彼女の未来を応援する声も多いようだ。

大人顔負けの演技で回りを驚かせる子役たち。演技力はもちろん、トーク番組での彼らの立ち居振る舞いを見ていると、最近の子役たちは勉強もしっかり励み、ごく常識的に生活しようという意識が強いことが伺える。これまでの人気子役たちのその後を、一部を紹介してみよう。

大橋のぞみ・・・2002年、3歳で子役デビューを果たした大橋は、2007年のジブリ映画「崖の上のポニョ」で主題歌を歌い、2008年の紅白歌合戦に当時としては史上最年少の9歳で出場した。とても笑顔が可愛らしく子供らしい彼女は子供から大人まで大人気となり、その後もドラマやCM、歌番組、声優などと引っ張りだこだったが、2012年3月末で学業を優先するために芸能活動を引退。16歳となった現在も、ネットではたびたび彼女の今を気にするファンの姿があるようだ。

●橋本甜歌・・・「てんちむ」という芸名でも活動している橋本。中華人民共和国で生まれた彼女は2歳の時に来日し、7歳で芸能界デビュー。11歳の時にNHK教育番組「天才てれびくんMAX」にレギュラー出演が決まると多忙になり、学校へ通う暇がなく毎日スタジオへ向かい仕事をしていたという。そんな折、父親が末期のガンになってしまうが、見舞いにも行けなかった彼女は「テレビに映る娘」を楽しみにしている父のため仕事を続行。しかし中学1年生の時に父が他界してしまう。同時に「てれびくん」の出演卒業が決まると、彼女の生活は瞬く間に崩れていったようだ。中学校を何とか卒業するものの、定時制高校はすぐ退学。遊んでばかりいた彼女だったが、自身のブログを立ち上げると瞬く間に人気ブロガーとなりギャルモデルへ。現在はギャルからも卒業し、以前の美少女的外見に戻り芸能生活を頑張っているようだ。

美山加恋・・・女優の美山は子役時代から演技派として注目を浴びていた1人だが、最近では「子役だった美山が母親役をした」ということでネットでは驚きの声があがっている。ヒューマンドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」(フジテレビ系)に主演の草なぎ剛の娘役として出演し注目を浴びた彼女は、その後もコンスタントに演じる仕事を続けてきたが、19歳になった現在は演技の幅をさらに広げ「女優」として邁進しているようだ。

加藤清史郎・・・生まれてたった2ヶ月で劇団ひまわりに登録したという加藤清史郎は、1歳1ヶ月で芸能界デビュー。2009年には8歳にしてNHKの大河ドラマ「天地人」に出演すると、あまりの可愛さと演技力で問い合わせが殺到したそうだ。NHKみんなのうたでは「かつおぶしだよ人生は」でCDデビューを果たし、トヨタのCMで見せた「こども店長」の役で更に大人気となった加藤。2011年映画「忍たま忍太郎」に主演後は、一時期学業に専念していた時期もあったようだが、2014年からは中学生となり舞台を中心に再び活躍中。4月からは土曜ドラマ「OUR HOUSE」(フジテレビ系)にも出演している。