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「最近のテレビ不況で、大物でも視聴率が取れない人はキャスティングされなくなりました」(テレビ局幹部)

秋のドラマもスタートから1カ月が経過し、出演者や番組の格に変化が起きつつある。大物俳優たちの立場も安泰ではない。現在ドラマ戦線のトップをひた走る『下町ロケット』(TBS系)。池井戸潤原作で、主演の阿部寛(51)が“町工場”「佃製作所」社長役を演じる。第3話は18.6%を記録する好調ぶりだ。

「今回、阿部のギャラは1本250万円。女性からの好感度も高く、さらなる視聴率の上昇が期待できる。ちなみに娘役の土屋太鳳(20)は朝ドラ効果で60万円にアップ」(広告代理店関係者)

巨大企業「帝国重工」との部品供給をめぐる攻防が見ものだった前半パートは15日放送で終了。第6話より「ガウディ計画」編がスタートする。

「新キャストに小泉孝太郎(37)や世良公則(59)が登場。後半の盛り上がりも間違いない」(テレビ局関係者)

そんな『下町ロケット』と2強を形成しているのが『相棒』(テレビ朝日系)。第14作目を迎え、水谷豊(63)の4代目相棒に選ばれたのは、法務省のキャリア官僚を演じる反町隆史(41)だ。初回視聴率が18.4%。2回目以降は『下町ロケット』に抜かれたが、必死に追いすがる。

「最高ランクの水谷のギャラ350万円は当然だが、反町も主役級だから1本200万円と高め。相棒役では過去最高だ」(前出・広告代理店関係者)

そのほか、『オトナ女子』(フジテレビ系)の篠原涼子(42)は1本300万円、『無痛〜診える眼〜』(フジテレビ系)の西島秀俊(44)は1本220万円と高額ギャラが並ぶが、平均視聴率はそれぞれ8.0%と8.8%と厳しい結果。

ドラマの成否はシナリオどおり、とはいかないようだ。

(週刊FLASH12月1日号)