社労士のたかこ先生がYouTubeチャンネル「わがまま社労士の人財革命チャンネル」で、「【勤続年数=評価は終了】ノジマ「出る杭入社」から読み解く、中小企業がやるべき脱・横並びの給与制度」を公開した。動画では、家電量販店大手のノジマが導入した新卒最高月給40万円の事例を挙げ、実力に応じて初任給に差をつける「出る杭入社制度」の仕組みと、中小企業が学ぶべき採用戦略について解説している。

たかこ先生はまず、ノジマの新卒が全員一律で40万円をもらえるわけではない点に言及し、入社前の実績によってスタートする給料が変わる会社が出てきたと指摘。「日本企業の長年の常識が崩壊した」と語った。今まで新卒が横並びで同じ給料だった理由は、仕事の実績がない人を採用するという前提があったためだと説明。

一方、ノジマの「出る杭入社制度」の対象者は、学生時代にノジマで1年以上アルバイトをしており、実際にどう働くのか、後輩の面倒を見られるのかなどを会社が全て見てきた上で採用の値段を決めていると解説した。

さらに、履歴書と面接だけでは確実性がなく、入社後のミスマッチが避けられないと語り、1人あたり約100万円の採用コストが無駄になるリスクを指摘。アルバイト期間そのものが長期間の採用選考になっているノジマの制度を高く評価した。中小企業が真似すべきポイントとして、金額ではなく「採用・育成・評価・給与を1本に繋いでいる考え方」を挙げ、学生アルバイトを単なる労働力ではなく、将来の正社員候補として見ることの重要性を説いた。

また、初任給を引き上げる際のリスクとして、何年も働いている既存社員の給料を新人が上回る「給料の逆転現象」に注意を促した。「起きた瞬間に既存社員の心は一気に冷めてしまう」と述べ、賃金制度全体を1枚の絵として設計する必要性を強調。さらに、アルバイトを正社員として雇用する際に活用できる「キャリアアップ助成金」の正社員化コースについても紹介した。

動画の最後には、採用から給与までを一本化する具体的なステップを設計する重要性について触れた。単なるアルバイトとして扱うのではなく、将来を見据えた人材育成と評価の仕組みを構築することが、これからの企業の採用力に直結すると結論付けている。

詳細は動画内でお話ししています!

チャンネル情報

助成金専門社労士のたかこ先生が、国からもらえる助成金と労務管理について、日本一わかりやすく教えるチャンネル。 助成金申請2,000件超、200社以上のコンサル経験をもとに、ヒト・モノ・カネが好循環で回る強い組織=「骨太経営」の実践法を発信中。著書『その悩み、助成金が解決してくれます!』(KADOKAWA)も好評発売中。