今年二月からはじまった《怪奇の本棚》の最新刊で、日本オリジナル編集のウェイクフィールド傑作選。全十四篇が収録されている。H・R・ウェイクフィールドは1888年生まれのイギリス作家。第一次大戦後に編集者として勤めながら創作活動を開始し、さまざまなジャンルの小説を手がけたが、もっとも有名なのは怪奇小説である。1964年に没する三年前の61年には、かのアーカム・ハウスから短篇集を上梓している。