映画独自解説家の守鍬刈雄が「【#隣人たち】面白かったけどちょっと一直線すぎる(新作映画レビュー)」を公開した。動画では、アン・ハサウェイとジェシカ・チャステインが共演するサイコスリラー映画『隣人たち』のあらすじや見どころ、そして米国での興行的な苦戦の背景を解説している。

同作は2018年のベルギー映画をリメイクした作品。守鍬は、撮影3日前に本来の監督が降板し、撮影監督のブノワ・ドゥロームが急遽メガホンを取ったという舞台裏を紹介。「映像も綺麗だったし、セットも良かったし、当然俳優たちの演技も見ごたえもあった」と、1960年代のアメリカ郊外を見事に表現した映像美や役者の実力を高く評価した。

一方で、米国での興行収入はわずか340万ドルにとどまり、「どう考えても大赤字」と指摘。完成時点でヒットが難しいと判断されたのか、ほとんど宣伝されなかった悲しい裏事情にも言及している。

物語は、親友同士の母親の一方が事故で息子を亡くし、残されたもう一方が「自分の息子が奪われるのでは」と疑心暗鬼に陥っていくという展開。守鍬はサスペンスとしての作りについて、「かなり早い段階でこいつやってんなって気付く」と、アン・ハサウェイ演じるセリーヌの異常性が序盤から明白すぎる点を課題として挙げた。

後半にかけて予想外の展開や二転三転する伏線回収を期待していたものの、そのまま一直線に結末へ向かってしまったことに「もうちょっとうまいことやったらもっと面白くなったんじゃねえかな」と本音を吐露。豪華キャストの熱演と美しい映像を称えつつも、脚本の構成に惜しさが残るという、独自の視点が光るレビューとなっている。

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