地域経営専門家・横山アンディ氏が、YouTubeチャンネルにて「品川と飯田市の「結い保険」が人気 。10日で定員に達し応募締め切りに 【専門家が解説】」と題した動画を公開した。動画では、東京都品川区と長野県飯田市による新たな取り組み「結い保険」の仕組みと、その先進性について解説している。

「結い保険」とは、年間1人1万円で加入できるサービスだ。平時は特産品の送付や1泊2日の体験ツアーへの無料招待といった特典があり、有事の際には飯田市の農家民泊に6泊7日まで無料で滞在できる。募集開始からわずか10日で定員100人を超えるほどの注目を集めた。

横山氏はこの保険が注目される理由を「疎開」という仕組みにあると指摘する。品川と飯田は約170キロ離れており、同時被災のリスクを避けることができる。都市部では大災害時に家屋が倒壊しなくても電気・ガス・水道が数週間にわたって止まる可能性があり、人口密度が極端に高いため避難所や食料の確保も困難になる。インフラが止まり生活が維持できなくなった際、安心して中長期的に身を寄せられる場所があることは「精神的にも大きな支柱になります」と横山氏は語る。

また、単なる避難場所の提供にとどまらない点も重要だ。全く知らない土地へ急に避難するのは心理的ハードルが高いが、平時の体験ツアー等を通じて現地の人と顔見知りになっておくことで、いざという時も安心して頼ることができるという。

人口が集中する都市の弱点と、人口減少に悩む地方の課題を「お互いの強みで補う」というこの取り組み。災害が起きてから助けを求めるのではなく、平時のうちから都市と地方が絆を結んでおくという、これからの防災の新しいあり方を提示する内容となっている。

チャンネル情報

地域経営・不動産経営専門家。主に地域創生や不動産に関するニュースを発信。名古屋生まれ。ニューヨーク留学からモルガンスタンレーを経て、元名古屋駅前旅館の三代?(創業90年)を承継。不動産経営歴20年以上。現在、国内5社、海外2社の会社を経営、海外ビジネスにも精通。不動産財政再建などを専門領域とする