1人で暮らす高齢者には、さまざまな支援が必要だ。公的制度から民間サービス、近隣の人との助け合いまで、生活事情に合った多様な仕組みを充実させたい。単身の高齢者は2020年に672万人を数え、40年には896万人に増える見通しだ。65歳以上の単身世帯が全世帯の2割近くを占めるという予測もある。配偶者や子どもと同居している人に比べ、相談相手が少なく、孤立しがちだ。身寄りがない人もいる。身体機能が衰えると、買い物や