1999年1月31日、ジャイアント馬場逝去。大黒柱を失った全日本プロレスは、馬場の後継者が決まらないまま、取締役の百田光雄とジャンボ鶴田、取締役選手会長の三沢光晴によるトロイカ体制で、2月13日の後楽園ホールにおける「ファン感謝デー」から興行を再開したが、その1週間後の2月20日には鶴田が引退を発表した。92年にB型肝炎を発症して第一線を退いた鶴田は、筑波大学大学院の体育研究科でコーチ学を学んで教授レスラーと