現代の天文学ではX線による観測が欠かせません。中性子星やブラックホールに関わる事象、超新星残骸や活動銀河核など、宇宙はX線を放射するさまざまな天体で満ちているのがその理由です。しかし、X線は地球の厚い大気に吸収されてしまうため地表には届きません。そのため、X線観測装置(X線望遠鏡)を搭載した人工衛星を軌道上に打ち上げて、大気圏の外からX線源を観測しています。2024年1月9日に「長征2C」ロケットに搭載されて打