フラット35と変動金利型住宅ローンとの金利差が開いている(記者撮影)住宅金融支援機構が提供する、長期固定金利の住宅ローン「フラット35」の利用が低迷している。2023年度の利用戸数は、2008年度以来15年ぶりの低水準となる見通しだ。見かねた機構は「身銭」を切って金利を引き下げ、根強い人気を誇る変動金利型との競争に参戦し始めた。「昨今の金融情勢が続く限り、落ち込みは避けられない」。機構の幹部は肩を落とす。足元は