物価上昇による節約志向の高まりを追い風に流通各社のプライベートブランド(PB)が拡大している。イオンは、2021〜2025年度の中期経営計画の中で「PBを中計で最も重要な領域と捉えている」(吉田昭夫社長)とし一層注力の構え。22年度のPB全体の売上高は1.3兆円。そのうち「トップバリュ」は前年比10%増の9000億円に達し過去最高を記録した。「トップバリュ」の好調は21年度からの“価格凍結宣言”が後押ししたとみられる。価格