昨年、海外の音楽メディアや批評家筋から最も賞賛を集めたアルバムは、英ロンドンのラッパー、リトル・シムズ(Little Simz)の通算4作目『Sometimes I Might Be Introvert』で間違いないだろう。世界の各種年間ベスト・チャートを数値化し総合ランキングにまとめている「metacritic」や「AOTY」でも堂々の1位。なぜ同作はそこまで高く評価されているのか?音楽評論家の高橋健太郎と、1月28日に単著『わたしはラップをやることに