都内にある事務所の一室で、カウンセラーなどのスタッフがチャットで相談にのっている。相手の顔はわからないが、「学校のクラスの雰囲気になじめない」「死にたい」といった文字がパソコンの画面に流れてくる――。NPO法人「東京メンタルヘルス・スクエア」(東京・西池袋)によるSNS相談の一コマだ。今年はコロナ禍もあり、相談が増えているという。同団体のカウンセリングセンター長、新行内勝善(しんぎょうち・かつよし)さん