この夏、『六法全書』など、法律・人文系の書籍で知られる老舗の出版社「有斐閣」から、ボーイズラブ(BL)の歴史や研究の方法論などについてまとめた『BLの教科書』が出版されて、話題になっている。江戸男子の恋愛を描いた『百と卍』(紗久楽さわ/祥伝社)が、文化庁メディア芸術祭の「マンガ部門優秀賞」を受賞するなど、今やBLはマンガの一ジャンルとして確実に浸透している。人々はBLの中に、何を見出すのか。『BLの教科書』