大勝を喜ぶ香川…内田との対決は「代表にも日本サッカーにもいいこと」

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 ブンデスリーガ第23節が2月28日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、同代表DF内田篤人が所属するシャルケとの“ルール・ダービー”を戦い、3−0で勝利した。試合後、香川が取材に応じている。

 宿敵シャルケ相手に快勝を収めることができたドルトムント。試合の手応えについて香川は「前半で1点、2点決めたかったんですけど」と前半はいい試合が出来ていたと感じていた様子。一方で「後半は難しい戦いになるんじゃないかなとハーフタイムには思っていました」と、試合の流れが相手に向かう不安もあったようだ。それでも勝利できたことについては「チームとして、最後までやることを徹底してやったから、ああいうゴールにつながったと思う」と勝因を語り、「本当に、良かったと思います」と勝利を喜んだ。

 内田との日本人対決に注目が集まったが「まあ…日本人対決はしょっちゅうやってますし、お互いがこういうところでやることは日本代表にとっても日本のサッカーにとってもいいことですしね」と、多くの日本人対決が実現することで、日本サッカーの発展に貢献出来るように願っている。

 24日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグでは、敵地でユヴェントスに敗れてしまった。すぐさま切り替えての大一番となったが、「今日はみんながすごく集中して、相手よりも一歩早く、連動して、動けていたから。ああいう戦いがもっと出来ればいいかなと思います。欲を言えば、前半で1点、2点とれれば」と試合を振り返り、好調時のドルトムントのプレーが戻りつつあることを感じているようだ。

 残念ながら得点を挙げることは出来なかった。これについては「まあ決めたかったですし、結果論なんでしょうがないですけど。もっと決定的なチャンスに絡めるようにしたいです」と述べ、改善していく必要性があるとした。自身のシュート意識についても「やっぱりそこは課題かなと思ってます」と課題として挙げている。

 ポジションを争うアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンが得点を決めたことについても「やっぱ前の3人が結果残してますし、それは大きな刺激ですし、自分も負けたくないので大きな刺激になってます」と、負けじとゴールを狙っていく覚悟を明かし、「もっともっと絡んでいかなければいけないですし。でも今は辛抱してやり続けていきたいなと思います」と、さらなる質の向上と継続を誓った。

 ドルトムントは次節、敵地でハンブルガーSVと対戦する。