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スズキは19日、乗用車とSUVを融合させたクロスオーバーモデルとなる小型乗用車、新型「SX4 S-CROSS(エスエックスフォー エスクロス)」を発売した。

「SX4 S-CROSS」は、同社の小型乗用車づくりのノウハウと四輪駆動技術を結集して作り上げたクロスオーバーモデルで、ハンガリーの製造子会社、マジャールスズキが生産し、日本に輸入して発売する自社ブランドの輸入車となる。

アクティブな走りを予感させるクロスオーバースタイルのデザインに、広い居住空間と余裕のある後部座席スペース、しっかり積める荷室スペースを備えたパッケージングを実現。420リットルの大容量ラゲッジスペースは、6:4分割可倒式のリヤシートと、上段・下段に装着できるラゲッジボードによって多彩なアレンジを可能とした。

パワートレインは、高出力・高トルクでありながら燃費性能を高めた1.6リットルDOHC VVTエンジン(水冷4サイクル直列4気筒)を搭載し、副変速機構付CVTと7速マニュアルモード付パドルシフトを装備。加えて、「SX4」2WD車との比較で50kg軽量化されたことで、力強くしなやかな走りを実現し、フロントに横剛性を高めたサスペンションフレームを採用するなどにより、操縦安定性も向上している。

2WD車・4WD車を設定しており、4WD車には同社独自の新しい4WDシステム「オールグリップ(ALLGRIP)」を採用。「電子制御4WDシステム」「4モード走行切替機能」「車両運動協調制御システム」という3つのテクノロジーにより、優れた走破性と走行安定性を実現するという。燃費性能は2WD車が18.2km/リットル、4WD車は17.2km/リットル。価格は2WD車が204万1,200円、4WD車は225万7,200円(ともに税込)となる。

(木下健児)