TDL値上げで「大人6900円」「駐車代休日3000円」 「もう高くて行けない」「それでも行っちゃう」ファン揺れる
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが「東京ディズニーランド」(TDL)『東京ディズニーシー」(TDS)の入場料の引き上げを2015年1月29日午後に発表した。
新料金は4月1日以降導入され、大人6400円の「1デーパスポート」は500円高い6900円となる。
リピーター女性もショック「さすがに行きづらく...」
「1デーパスポート」は個人向けの通常チケットで、どちらかのパークで開園から閉園まで1日中遊ぶことができるもの。新料金では大人が6900円(+500円)、12歳〜17歳が6000円(+500円)、4歳〜11歳が4500円(+300円)となる。両パークでは2014年4月にも消費増8%の導入に伴う値上げが行われたばかりだ。この時の値上げ分は大人200円。つまり1年間で700円高くなる計算になる。
「約7000円」という料金はファンにとっても衝撃のようだ。インターネット上では「この間あがったばかりじゃない」「7000円とか高すぎ」「もう高くて行けない」と動揺する声が目立つ。
5年ほど前に遊びに行ったという50代女性は「当時は5000円台だったのに。『久しぶりに』と考えていたけれど6900円とは...。ハードルがあがってしまいました」と苦笑する。
年内にも同パークを訪れようとしていた20代男性も「『夢の国』にしては高いですね。大人2人で行っても高速代や駐車代、食事代も含めれば2万円はみなくてはいけない。気軽に行ける場所でなくなることは確かです」としょんぼりだ。4月1日からは駐車場料金もアップし、一律2000円だった普通車の料金は平日2500円、土日祝日は3000円になる。
頻繁に訪れるリピーターは、それだけショックも大きい。年10回はパークを訪れているという20代女性は「高い。さすがに行きづらくなりますね」と肩を落とし、「搾取されている感じすらあります」とぼやいた。
この女性は年間パスポートの購入も検討するそうだが、4月1日からは「1デー」以外のチケットもすべて値上げされる。年間パスも対象で、両パーク共通のパスポートは4000円アップの8万6000円、TDL、TDSいずれかの場合は6000円アップの5万9000円で販売される。
強気な料金設定、USJは7200円に
ただ、東京ディズニーリゾートばかりが抜きんでて高額設定というわけではない。国内の大手テーマパークでは、大阪府のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)でも高額化が進んでいる。
USJでは2010年から6年連続で値上げが行われており、大人1人券は現時点(1月29日)で6980円。これが30日からは7200円に引き上げられる。年間パスポートは大人1万9800円から用意されているが、1日券だけみれば東京ディズニーリゾート以上に強気な料金設定だ。
もっとも「約7000円」の捉え方は人それぞれのようで、先月行ってきたという20代男性は「6400円の時点で高いから500円の差は壁にはならない。滅多に行かない場所だし、そもそもあそこは値段を気にして行くところではないですから」と話す。インターネット上にも「それでも行っちゃう」「何回でも行きたいと思うのは変わりない」などと熱いファンの声が多々寄せられている。