内田篤人(撮影:岸本勉・PICSPORT)

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14日のホンジュラス戦で6-0と大勝し、アギーレ監督が練習に不参加だったという不安を吹き飛ばした日本代表。試合終了後、豊田スタジアムのメインスタンド下の通路には、日本代表スタッフが揃って選手を迎えるために待機していた。

コーチ、通訳などのスタッフはみんなホッとした表情を浮かべている。だがアギーレ監督だけは普段と表情を変えず、原博実日本サッカー協会専務理事と話し込んでいた。

そこに場内一周を終えた選手が帰ってくる。先頭は長谷部。するとアギーレ監督はたちまち満面の笑みとなり、選手たちを迎えているスタッフの列に加わった。

監督の笑顔を見て選手たちも一層喜びの表情となった。みんな握手をしてロッカールームに引き上げていく。監督はロッカールームの前に立ち、次々に握手をしていたのだが……。

まだ引き上げてくる選手がたくさんいる中で、ある選手は監督と握手すると、監督の肩を抱いてパンパンと叩いた。監督はその勢いにつられて、うれしそうにその選手とともにロッカーに向かって歩き始めた。

一際の笑顔を浮かべ、監督の肩をポンポンと叩いていたのは――内田でした。どうやら監督も人なつこい内田の笑顔には弱いのかもしれません。

【日本蹴球合同会社/森雅史】