アギーレJAPANの第3弾招集メンバーを見ながら、「UCHIDA 2」を脅かすヨシダリスクへの警戒を募らせるの巻。
ヨシダリスク発生の懸念!
14日のホンジュラス戦、18日のオーストラリア戦に向けたアギーレJAPANの新メンバーが発表されました。何と言ってもポイントとなるのは、ワールドカップ以来5ヶ月ぶりとなり内田篤人さんの復帰。一時は代表引退を示唆するコメントも出していたウッチーが、再び代表に合流するというのは大きな喜びです。欧州CLの舞台でも奮闘をつづけるほどの選手が、ココにいないというのはやはり不自然ですからね。
そして、サプライズと言えるのは遠藤保仁さん・今野泰幸さんのベテラン勢の復帰。すでに30歳を超える両者は、もし2018年のロシアワールドカップを見据えるなら、その時点で38歳と35歳になる選手たち。4年後を見据えたチーム作りであれば、検討から完全に外してもおかしくなさそうなものですが、年齢にとらわれることなく招集してきました。このあたりはさすがアギーレ流現実路線と唸らされる選択でしょう。
アギーレ監督はブレてなどいません。
今回は「勝ちに行く」と明言して臨む試合。4年後ではなくアジアカップを見据えての戦いです。勝手に遠藤さんを38歳で計算などしてはいけない。リーグ優勝を争うチームを主力として牽引し、豊富な国際経験を持つ選手がごく自然に選択肢の中に含まれていただけのこと。そもそも9月の時点でも両者の招集は検討にあがっていたそうですし、アギーレ監督にしてみれば世間が驚いていることに逆に驚いているのではないでしょうか。
「若手なのか、ベテランなのか、初招集なのか、代表経験の有無、海外組と国内組、そういったことで区別はしない」
就任当初からアギーレ監督は「質」以外の何物でも選手を区別しないと繰り返し発言してきました。質が高ければ呼ぶし、求める質に達しなければ呼ばない。ただそれだけのこと。この考えは4年後までの時間で、繰り返し日本のファンを驚かせることになるかもしれませんが、アギーレ監督のスタンスはいつだって明快です。テストと割り切った試合では大胆なテストに徹し、勝負と見定めた試合ではリアリズムに徹する。試合のテーマに忠実かつ全力です。
「ブラジル戦はテストじゃなく勝負してくれよ」など、その方針自体に必ずしも賛同できるわけではありませんが、方針を決めることも含めてアギーレ監督の仕事のひとつ。託するところは託すのも、仕事を頼んだ側のつとめというもの。アジアカップの結果が出るまでは、ドーンと大きな気持ちで見守ろうではありませんか。本番への短期間でパパパッと不具合を整え、どんなどん底の状態からでも、最速で及第点のチームを組み上げることに長けた監督さんなのではないか…アギーレ監督の実績にはそんな傾向が見てとれるわけですから。
4年後、すごい困ったことがあれば再び遠藤保仁さんを呼ぶかもしれない。
全盛期のチカラは出なくとも、「勝負の15分間だけチームにクオリティを与えてほしい」という仕事を託されて。
そこで遠藤さんは「もってくれ…俺のカラダよ…!」と老体にムチ打ち、頑張って腹を凹ませ、一瞬の輝きでチームを救う。
そしてノンビリ風呂に入る。
それはそれで少年漫画的に燃える展開ですからね。
ということで、「誰を呼ぶかは監督に託すが、背番号はちゃんと配慮して決めよう」という念押しの意味を込め、ヨシダリスク発生の懸念について指摘していきましょう。
◆背番号2と背番号20と背番号22は似ているが、こだわりはあるのだ!
アギーレJAPANの初陣に際しても述べましたが、背番号についてアギーレJAPANは問題を抱えています。ポンポンポーンと選手を気軽に呼び、ポンポンポーンと気軽に空き番号を与える傾向があるのです。これにより、初陣では栄光の背番号10をヴィッセル神戸の森岡亮太さんがつけるなど、ユニフォーム購入者に大きな混乱を巻き起こしました。
その後、森岡さんは10月の試合では17番に変わり、11月の試合では招集されていないという状況。何だか、あと2年くらい経ったら「MORIOKA 10」というユニフォームのほうが間違いみたいになりそうです。「夢膨らませすぎだろ」「背番号は合ってるけどユニフォームが違う」「もしくは名前がNEYMARの間違い」など、1枚のユニフォームで10コくらい間違い探しが始められそうな勢いで。
そんな状態ですので、ファンは「心の背番号」をしっかりと掲げ、それを背負っていく強さが求められます。「心の背番号はいつだって10」という気持ちで、実際の割り当てが何番になろうとブレない気持ちを貫いていくこと。それだけが、背番号をタダの識別番号としてポンポンポーンしてくるタイプへの対抗策なのです。
↓当然、僕の心の背番号は「UCHIDA 2」です!
アギーレJAPAN発足後にマーキングしたヤツだぞ!
たとえ今回の招集でどうなろうが、心の背番号は変わらない!
とは言え、とは言えです。できるならば心の背番号と実際の背番号が一致していたほうが気持ちいい。そもそも、僕が「UCHIDA 2」を作ったのも、以前から着用していた「UCHIDA 6」が気持ち悪かったからです。もう本人が背負っていない番号を、いつまでも背負っていることの違和感。なるべくなら、一致しているほうがいいのです。
今回の招集メンバーを見て、僕は安堵していました。アギーレJAPAN発足から「2」を保持してきた水本裕貴さんが呼ばれなかったからです。うむ、これで「2」は空いたなと。当然ウッチーがそこにおさまるわな、と。余計な軋轢や待機時間なく「2」が手元に戻ってくることを確信してしまったのです。
しかし、はたして本当にそうだろうか。僕はアギーレ監督の配慮のなさにジワジワと不安が高まってきたのです。それは目立ったバッティングとなる「7」問題を検討していたときのこと。アギーレJAPANでは発足以来、柴崎岳さんが「7」をつけてきました。ところが、今回は「7」以外のイメージがまったくわかない遠藤保仁さんが初招集されたのです。
この場合、「7」は誰が背負うのか。
この4試合の間、信頼を獲得してきた柴崎さんか。あるいは長きに渡り「7」を保持し、自身の公式サイトを「Yatto7」と名づけるほど7にこだわりがある男・遠藤さんか。年功序列の日本社会なら「7は遠藤さんで」となりそうですが、それでは「ここまでの4試合何やったんや」となるのは避けられません。そして、アギーレ監督なら「エンドーハ シンザンダロ? トリアエズ アイテル トコロニ ポンポンポーンデ」とか言いかねない気もします。
む、もしアギーレJAPANでの実績ベースで「7」を柴崎さんが背負うような感じになる場合、ウッチーの「2」も必ずしも手元に戻ってくるわけではないのだろうか。アギーレJAPAN内での何らかのルールが、「この番号のイメージがあります」を上回るケースがあるのではないか。そんなことを考え、やおら不安になってきたわけです。
初陣では、そんなポンポンポーンだと思っていなかったので出遅れましたが、今回は同じ轍を踏むわけにはいきません。予め、コチラで背番号を決めておき、「これでどうですか」と提案しなくては。もしアギーレJAPAN的なルール付けがあるなら、それをヤンワリと否定しながら…!
↓まずは、ワールドカップ以降、ここまでの4試合での背番号の変遷を見ていこう!
23番までアキなく使う!
呼ばれつづける限りは基本的に番号は動かない!
ポジションごとにフワッとした継続性がある!
ある程度のルールはありそうです!
ワールドカップ以降、継続して招集されている選手は基本的に背番号の動きがないことが、この変遷からは読み取れます。細貝さんのようにワールドカップには呼ばれなかったがアギーレJAPANには呼ばれた、という選手の場合、ワールドカップ以前までつけていた13番があてがわれるなど、一定の配慮も感じられます。
ただし、ひとたびアキとなればポンポンポーンと別の選手がハメ込まれるなど、「キープしつづけること」の重要性も感じる割り振り。今回の遠藤さん復帰のケースのように、長く保持した選手がまだ復帰する可能性を残す場合でも、アキとなれば埋めていく。ある意味で「早い者勝ち」と言えなくはない状況です。
アギーレJAPANになってから2種類の背番号を背負ったのは、10⇒17と動いた森岡さんだけですが、これは「本当は香川を呼ぶつもりだったんだけど呼べなかった」という香川さん仮キープ状態からの移動でした。仮キープでなければ、どうだったか。今回の遠藤さん&柴崎さんのバッティングで、どの程度まで「早い者勝ち」なのか答えが出るのではないでしょうか。
さらに、今回は松原さん&塩谷さん、吉田さん&田口さんがバッティングを起こしておりますので、背番号の移動が確実に生まれます。そのあたりがどう動いていくのかも大きなポイント。アギーレJAPANの二度の招集で、同じ背番号に別の選手がついたケースはいくつかありますが、大まかにGKはGK同士、DFはDF同士、中盤は中盤同士、FWはFW同士で入れ替えという傾向は感じられます。
「覚えにくいから、この仕事のヤツはこの番号ね」というルールで運用している場合、コチラの都合だけを押し付けても、アギーレ監督のやりやすさに悪影響があるかもしれません。そこはなるべく尊重しつつ、最低限度コッチの事情も汲んでもらう感じで、新背番号を提案していきましょう。
↓ということで、背番号の割り振りについてご提案です!
うむ、これでどうでしょう!
7と8は最後まで悩みましたが、7と8ならどっちでもいいでしょう!
マーキング済みユニフォームの枚数からいっても、こうするのが全体の利益です!
どのような割り振りになろうとも、心の背番号「UCHIDA 2」がブレるわけではありません。ただ、普通に考えたら2になるところを「サイドバックの入れ替えなので5にハメて…」とか、アギーレ体制ならやらないとも限りません。そこは、あと一歩の気遣い・歩み寄りがお互いにあってもいいところでしょう。
以前の記事からの繰り返しになりますが、背番号でサッカーをするわけではありません。何番でも実力に変化が生まれるわけではありません。だからこそ、背番号くらいは融通をきかせていただきたい。ファンの手持ちユニフォームや心の背番号にもご配慮いただけると、大変ありがたく思う次第なのです。
万一「YOSHIDA 2」「UCHIDA 22」等の場合、試合前にユニフォーム交換を!
14日のホンジュラス戦、18日のオーストラリア戦に向けたアギーレJAPANの新メンバーが発表されました。何と言ってもポイントとなるのは、ワールドカップ以来5ヶ月ぶりとなり内田篤人さんの復帰。一時は代表引退を示唆するコメントも出していたウッチーが、再び代表に合流するというのは大きな喜びです。欧州CLの舞台でも奮闘をつづけるほどの選手が、ココにいないというのはやはり不自然ですからね。
アギーレ監督はブレてなどいません。
今回は「勝ちに行く」と明言して臨む試合。4年後ではなくアジアカップを見据えての戦いです。勝手に遠藤さんを38歳で計算などしてはいけない。リーグ優勝を争うチームを主力として牽引し、豊富な国際経験を持つ選手がごく自然に選択肢の中に含まれていただけのこと。そもそも9月の時点でも両者の招集は検討にあがっていたそうですし、アギーレ監督にしてみれば世間が驚いていることに逆に驚いているのではないでしょうか。
「若手なのか、ベテランなのか、初招集なのか、代表経験の有無、海外組と国内組、そういったことで区別はしない」
就任当初からアギーレ監督は「質」以外の何物でも選手を区別しないと繰り返し発言してきました。質が高ければ呼ぶし、求める質に達しなければ呼ばない。ただそれだけのこと。この考えは4年後までの時間で、繰り返し日本のファンを驚かせることになるかもしれませんが、アギーレ監督のスタンスはいつだって明快です。テストと割り切った試合では大胆なテストに徹し、勝負と見定めた試合ではリアリズムに徹する。試合のテーマに忠実かつ全力です。
「ブラジル戦はテストじゃなく勝負してくれよ」など、その方針自体に必ずしも賛同できるわけではありませんが、方針を決めることも含めてアギーレ監督の仕事のひとつ。託するところは託すのも、仕事を頼んだ側のつとめというもの。アジアカップの結果が出るまでは、ドーンと大きな気持ちで見守ろうではありませんか。本番への短期間でパパパッと不具合を整え、どんなどん底の状態からでも、最速で及第点のチームを組み上げることに長けた監督さんなのではないか…アギーレ監督の実績にはそんな傾向が見てとれるわけですから。
4年後、すごい困ったことがあれば再び遠藤保仁さんを呼ぶかもしれない。
全盛期のチカラは出なくとも、「勝負の15分間だけチームにクオリティを与えてほしい」という仕事を託されて。
そこで遠藤さんは「もってくれ…俺のカラダよ…!」と老体にムチ打ち、頑張って腹を凹ませ、一瞬の輝きでチームを救う。
そしてノンビリ風呂に入る。
それはそれで少年漫画的に燃える展開ですからね。
ということで、「誰を呼ぶかは監督に託すが、背番号はちゃんと配慮して決めよう」という念押しの意味を込め、ヨシダリスク発生の懸念について指摘していきましょう。
◆背番号2と背番号20と背番号22は似ているが、こだわりはあるのだ!
アギーレJAPANの初陣に際しても述べましたが、背番号についてアギーレJAPANは問題を抱えています。ポンポンポーンと選手を気軽に呼び、ポンポンポーンと気軽に空き番号を与える傾向があるのです。これにより、初陣では栄光の背番号10をヴィッセル神戸の森岡亮太さんがつけるなど、ユニフォーム購入者に大きな混乱を巻き起こしました。
その後、森岡さんは10月の試合では17番に変わり、11月の試合では招集されていないという状況。何だか、あと2年くらい経ったら「MORIOKA 10」というユニフォームのほうが間違いみたいになりそうです。「夢膨らませすぎだろ」「背番号は合ってるけどユニフォームが違う」「もしくは名前がNEYMARの間違い」など、1枚のユニフォームで10コくらい間違い探しが始められそうな勢いで。
そんな状態ですので、ファンは「心の背番号」をしっかりと掲げ、それを背負っていく強さが求められます。「心の背番号はいつだって10」という気持ちで、実際の割り当てが何番になろうとブレない気持ちを貫いていくこと。それだけが、背番号をタダの識別番号としてポンポンポーンしてくるタイプへの対抗策なのです。
↓当然、僕の心の背番号は「UCHIDA 2」です!
アギーレJAPAN発足後にマーキングしたヤツだぞ!
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とは言え、とは言えです。できるならば心の背番号と実際の背番号が一致していたほうが気持ちいい。そもそも、僕が「UCHIDA 2」を作ったのも、以前から着用していた「UCHIDA 6」が気持ち悪かったからです。もう本人が背負っていない番号を、いつまでも背負っていることの違和感。なるべくなら、一致しているほうがいいのです。
今回の招集メンバーを見て、僕は安堵していました。アギーレJAPAN発足から「2」を保持してきた水本裕貴さんが呼ばれなかったからです。うむ、これで「2」は空いたなと。当然ウッチーがそこにおさまるわな、と。余計な軋轢や待機時間なく「2」が手元に戻ってくることを確信してしまったのです。
しかし、はたして本当にそうだろうか。僕はアギーレ監督の配慮のなさにジワジワと不安が高まってきたのです。それは目立ったバッティングとなる「7」問題を検討していたときのこと。アギーレJAPANでは発足以来、柴崎岳さんが「7」をつけてきました。ところが、今回は「7」以外のイメージがまったくわかない遠藤保仁さんが初招集されたのです。
この場合、「7」は誰が背負うのか。
この4試合の間、信頼を獲得してきた柴崎さんか。あるいは長きに渡り「7」を保持し、自身の公式サイトを「Yatto7」と名づけるほど7にこだわりがある男・遠藤さんか。年功序列の日本社会なら「7は遠藤さんで」となりそうですが、それでは「ここまでの4試合何やったんや」となるのは避けられません。そして、アギーレ監督なら「エンドーハ シンザンダロ? トリアエズ アイテル トコロニ ポンポンポーンデ」とか言いかねない気もします。
む、もしアギーレJAPANでの実績ベースで「7」を柴崎さんが背負うような感じになる場合、ウッチーの「2」も必ずしも手元に戻ってくるわけではないのだろうか。アギーレJAPAN内での何らかのルールが、「この番号のイメージがあります」を上回るケースがあるのではないか。そんなことを考え、やおら不安になってきたわけです。
初陣では、そんなポンポンポーンだと思っていなかったので出遅れましたが、今回は同じ轍を踏むわけにはいきません。予め、コチラで背番号を決めておき、「これでどうですか」と提案しなくては。もしアギーレJAPAN的なルール付けがあるなら、それをヤンワリと否定しながら…!
↓まずは、ワールドカップ以降、ここまでの4試合での背番号の変遷を見ていこう!
※左からワールドカップでの保持者、9月のウルグアイ戦での保持者、10月のジャマイカ戦での保持者
※11月の試合に招集されていないメンバーはカッコ書き
●1番
川島永嗣⇒川島永嗣⇒川島永嗣
●2番
内田篤人⇒(水本裕貴)⇒(水本裕貴)
●3番
酒井高徳⇒酒井高徳⇒酒井高徳
●4番
本田圭佑⇒本田圭佑⇒本田圭佑
●5番
(長友佑都)⇒(長友佑都)⇒(長友佑都)
●6番
森重真人⇒森重真人⇒森重真人
●7番
遠藤保仁⇒柴崎岳⇒柴崎岳
●8番
(清武弘嗣)⇒(田中順也)⇒(田中順也)
●9番
岡崎慎司⇒岡崎慎司⇒岡崎慎司
●10番
香川真司⇒(森岡亮太)⇒香川真司
●11番
(柿谷曜一朗)⇒(柿谷曜一朗)⇒(柿谷曜一朗)
●12番
西川周作⇒西川周作⇒西川周作
●13番
(大久保嘉人)⇒(細貝萌)⇒(細貝萌)
●14番
(青山敏弘)⇒武藤嘉紀⇒武藤嘉紀
●15番
今野泰幸⇒(坂井達弥)⇒(鈴木大輔)
●16番
(山口蛍)⇒松原健⇒塩谷司
●17番
長谷部誠⇒(※長谷部が怪我で離脱のためアキ)⇒(森岡亮太)
●18番
(大迫勇也)⇒(大迫勇也)⇒(ハーフナー・マイク)
●19番
(伊野波雅彦)⇒(皆川佑介)⇒小林悠
●20番
(齋藤学)⇒(扇原貴宏)⇒(西大伍)
●21番
(酒井宏樹)⇒(酒井宏樹)⇒太田宏介
●22番
吉田麻也⇒吉田麻也⇒田口泰士
●23番
(権田修一)⇒ (林彰洋)⇒(権田修一)
23番までアキなく使う!
呼ばれつづける限りは基本的に番号は動かない!
ポジションごとにフワッとした継続性がある!
ある程度のルールはありそうです!
価格:1,404円 |
ワールドカップ以降、継続して招集されている選手は基本的に背番号の動きがないことが、この変遷からは読み取れます。細貝さんのようにワールドカップには呼ばれなかったがアギーレJAPANには呼ばれた、という選手の場合、ワールドカップ以前までつけていた13番があてがわれるなど、一定の配慮も感じられます。
ただし、ひとたびアキとなればポンポンポーンと別の選手がハメ込まれるなど、「キープしつづけること」の重要性も感じる割り振り。今回の遠藤さん復帰のケースのように、長く保持した選手がまだ復帰する可能性を残す場合でも、アキとなれば埋めていく。ある意味で「早い者勝ち」と言えなくはない状況です。
アギーレJAPANになってから2種類の背番号を背負ったのは、10⇒17と動いた森岡さんだけですが、これは「本当は香川を呼ぶつもりだったんだけど呼べなかった」という香川さん仮キープ状態からの移動でした。仮キープでなければ、どうだったか。今回の遠藤さん&柴崎さんのバッティングで、どの程度まで「早い者勝ち」なのか答えが出るのではないでしょうか。
さらに、今回は松原さん&塩谷さん、吉田さん&田口さんがバッティングを起こしておりますので、背番号の移動が確実に生まれます。そのあたりがどう動いていくのかも大きなポイント。アギーレJAPANの二度の招集で、同じ背番号に別の選手がついたケースはいくつかありますが、大まかにGKはGK同士、DFはDF同士、中盤は中盤同士、FWはFW同士で入れ替えという傾向は感じられます。
「覚えにくいから、この仕事のヤツはこの番号ね」というルールで運用している場合、コチラの都合だけを押し付けても、アギーレ監督のやりやすさに悪影響があるかもしれません。そこはなるべく尊重しつつ、最低限度コッチの事情も汲んでもらう感じで、新背番号を提案していきましょう。
↓ということで、背番号の割り振りについてご提案です!
●1番:川島永嗣
旧背番号からなるべく動かさない
●2番:内田篤人
招集するなら、本人にこだわりがあり、これまでもつけてきたこの番号で。「2はセンターバックを入れる番号なんだよ」「レギュラー格の吉田をそろそろココに入れようかな」「22も2も大して変わらんだろ」などのポンポンポーンな変更については、予め釘を刺しておきたいの意
●3番:酒井高徳
旧背番号からなるべく動かさない
●4番:本田圭佑
旧背番号からなるべく動かさない
●5番:松原健
サイドバックっぽい選手をハメ込むと覚えやすいのではないかというコチラからの気遣いを兼ね、塩谷さんとのバッティングを解消。「2にヨシダで」「5にウチダ」「ふむ、しっくりくる」とかの検討については、予め釘を刺しておきたいの意
●6番:森重真人
旧背番号からなるべく動かさない
●7番:遠藤保仁
招集するなら、本人にこだわりがあり、これまでもつけてきたこの番号で
●8番:柴崎岳
中盤っぽい選手を役割に応じてハメ込む。7番争いはアジアカップまで持ち越しに
●9番:岡崎慎司
旧背番号からなるべく動かさない
●10番:香川真司
旧背番号からなるべく動かさない
●11番:乾貴士
前めの選手をハメ込むことになると思われるが、18番は「ゴツイほう」、11番は「シュッとしたほう」で区別するのがアギーレ監督的にも覚えやすいのではないかというコチラからの気遣い
●12番:西川周作
旧背番号からなるべく動かさない
●13番:昌子源
アギーレ体制では13番を中盤、15番をセンターバックとする傾向があるので、成り行きならここに今野さんが入りそうだが、それを許すと2番にセンターバックがハメられかねないので、その流れは破棄する方向で
●14番:武藤嘉紀
旧背番号からなるべく動かさない
●15番:今野泰幸
今さら別の番号のユニフォームとか、家族も用意したくないと思うので…
●16番:塩谷司
旧背番号からなるべく動かさない
●17番:長谷部誠
旧背番号からなるべく動かさない
●18番:豊田陽平
豊田さんは以前の招集でアキの11番を背負ったこともあるが、「FWのゴツイほうが18番」とすれば覚えやすいのではないかというコチラからの気遣いも含めてココに
●19番:小林悠
旧背番号からなるべく動かさない
●20番:田口泰士
20番は「守りのほうの何となく呼んでみた誰か」というフワッとした枠だと思われるので、22番のバッティング解消にあたり、田口さんにコチラに動いていただく
●21番:太田宏介
旧背番号からなるべく動かさない
●22番:吉田麻也
田口さんとのバッティングをヘンな方向で解消しようとした場合、吉田が2に移動してくるヨシダリスクが懸念されるので、ぜひ旧背番号を維持していただきたい。「初招集のウチダは…」「シャルケでは22番なのか」「じゃ、22番で」とかの検討については、予め釘を刺しておきたいの意
●23番:東口順昭
3人目のGKをハメ込む枠としてココに
うむ、これでどうでしょう!
7と8は最後まで悩みましたが、7と8ならどっちでもいいでしょう!
マーキング済みユニフォームの枚数からいっても、こうするのが全体の利益です!
眼・術・戦 ヤット流ゲームメイクの極意[本/雑誌] (単行本・ムック) / 遠藤保仁/著 西部謙司/著 価格:1,404円 |
どのような割り振りになろうとも、心の背番号「UCHIDA 2」がブレるわけではありません。ただ、普通に考えたら2になるところを「サイドバックの入れ替えなので5にハメて…」とか、アギーレ体制ならやらないとも限りません。そこは、あと一歩の気遣い・歩み寄りがお互いにあってもいいところでしょう。
以前の記事からの繰り返しになりますが、背番号でサッカーをするわけではありません。何番でも実力に変化が生まれるわけではありません。だからこそ、背番号くらいは融通をきかせていただきたい。ファンの手持ちユニフォームや心の背番号にもご配慮いただけると、大変ありがたく思う次第なのです。
万一「YOSHIDA 2」「UCHIDA 22」等の場合、試合前にユニフォーム交換を!
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