「BlackBerry端末の物理キーボードをiPhoneでも使えたら」と思い立ったTypo Productsという企業が、iPhoneに装着して使うBlackBerryっぽい物理キーボード搭載ケース「Typo Keyboard Case」を発表しました。しかし、これはBlackBerryの物理キーボードの特許を侵害しているとしてBlackBerryから速攻で提訴され、「Typo Keyboard Case」はすぐさま販売停止となってしまいました。

BlackBerryっぽい物理キーボード搭載iPhoneケースを販売予定の会社をBlackBerryが提訴 - GIGAZINE



この提訴から7カ月以上の月日が経過しましたが、その間もTypo Productsは物理キーボード付きiPhoneケースの販売を諦めていなかったようで、デザインをリニューアルした「Typo 2」という新しい物理キーボード搭載iPhoneケースの販売が決定し、オフィシャルページ上で現在販売中となっています。

Typo iPhone Keyboard Case

http://typokeyboards.com/



Typo 2がどんなキーボード付きiPhoneケースなのかは以下のムービーを見れば分かります。

Typo 2 Demo on Vimeo

「Typo Keyboard Case」をデザインし直し、装いも新たに登場した「Typo 2」はコレ。



前回特許侵害であると訴訟を起こされ販売停止となってしまった「Typo Keyboard Case」はこちら。



「Typo 2」をiPhoneに装着するとこんな感じで、パッと見た感じは前回の「Typo Keyboard Case」と大きな違いがないように感じられます。



斜めから見るとキーボードの表面が斜めに傾いていることが分かります。



背面には「TYPO」のロゴ。



「Typo Keyboard Case(上)」と「Typo 2(下)」のキーボード部分を比較するとこう。「Typo 2」で再び販売停止になってしまっては困る、ということでキーボードのデザインは前回のものよりもBlackBerry風のデザインから遠ざかっています。2つのキーボード部分の違いをよくよく見てみると、キーの形やサイズなどが異なっており、さらに「ALT」「バックスペース」「エンター」などのキーサイズが「Typo 2」では大きくなっており、頻繁に使うキーがより押しやすいように改良されていることに気づきます。



ただし、iPhoneのホームボタンは隠れるようになっているのでなるべく縦に長くなりすぎないように工夫されている感じです。



販売元のTypo Productsは「ビジネスには欠かせないツール」とTypo 2を評していますが、使い心地はどんな具合に仕上がっているのでしょうか。



なお、「Typo 2」は現在下記ページにて販売中で、価格は99ドル(約1万円)。アメリカ国外への配送時には別途で配送料27ドル(約2800円)が必要となり、その他関税や地方税がかかる際には購入者の負担となる、とのことです。

Typo 2 for iPhone 5/5S - Typo iPhone Keyboards

http://typokeyboards.myshopify.com/products/typo-2-0