ティム・ハワード (写真:フォート・キシモト)

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対ベルギー戦に1−2で惜しくも敗れ、ベスト8入りを逃したアメリカ代表。敗れはしたものの、この試合で神がかり的なセーブを連発した35歳のゴールキーパー、ティム・ハワードが一躍全米のヒーローになっている。

ネット上でも、ハワードのウィキペディアの情報がすさまじい勢いで編集されており、その熱狂ぶりが話題だ。特に話題になったのが、ハワードの鉄壁の守りをジョークにし、「アメリカ国防総省の長官」に仕立てあげた項目。このキャプチャ画像は瞬く間にTwitter上で2万リツイートを記録し、アメリカ国内に広まった。



それを受けて、アメリカ国防総省のチャック・ヘーゲル長官が、実際にハワードに電話をかけ「アメリカを守ってくれてありがとう」とお礼を言った模様だ。



その他にもハワードの顔が印刷された1ドル紙幣や、「ハワードの自分撮り」と称したレンガの壁、オカルトチックに好セーブの理由を分析するものなど、数々のコラージュ画像が拡散中。38本のシュートを浴び、16本を止めた英雄にアメリカ国民が熱狂している。






今回の熱狂ぶりは、長年“サッカー不毛の地”と言われたアメリカにとって特別なものだったようで、オバマ大統領が直接電話で健闘を称えたほか、バイデン副大統領も公式Twitterでハワードを称賛しつつ「2018年のワールドカップにもぜひ出て欲しい」と激励のコメントを寄せている。

いつか、アメリカがサッカー大国に生まれ変わる日が来るかもしれない。





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Tim Howard−WIKIPEDIA
United States Secretary of Defense−WIKIPEDIA

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