ワイヤレス充電は置くだけで充電できる便利な技術ですが、販売されている充電器の中には充電速度が遅かったり、発熱量が大きいものも存在します。そんな問題を解決するのが、Qi規格に対応していないiPhoneやGalaxyシリーズでも高速ワイヤレス充電可能で、熱くなりにくく軽量でどこにでも持ち運べるポータブル無線充電器「ARK」です。

ARK - The Next Generation Portable Wireless Charger by BEZALEL Corp. - Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/530092001/ark-the-next-generation-portable-wireless-charger

「ARK」でどのように高速ワイヤレス充電を行うのかは以下のムービーから見ることができます。


スマートフォンを操作している女性。


女性が楽しそうに音楽を聞いています。


電話をかけたり……


カメラで写真を撮影して誰かに送っています。


すると電話が鳴り始め、待ちわびたような表情で電話をとりました。


「もしもし?もしもし?」と何度呼びかけても、タップしてみても応答なし。肝心なところでバッテリーが切れてしまったようです。


そんな時に女性の前へ四角いデバイスがそっと置かれ、スマートフォンを置くように指示されています。


ポンと女性がiPhoneを置いてみると……


すぐさまワイヤレス充電を開始。この白い箱型のデバイスが「ARK」です。


ARCはスマートフォンをワイヤレス充電中でも、ケーブルを使い、有線で同時に2機目を充電することも可能。


読書の合間に着信したメールの返事を書いたりしても……


そっとARCの上にスマートフォンを置くだけで充電できるというわけです。


PCで仕事中や、勉強中にかたわらにARCを置いておけば、煩わしいUSBケーブルをPCに挿して充電する必要はなし。


お酒を飲んで酔っ払っている時でも簡単に充電できます。


カバンやポケットの中に、ARCをスマートフォンといっしょに忍ばせていても充電可能。カバンやポケットの中がケーブルでゴチャゴチャすることもなさそう。


ARCの寸法は90×90×20mm、重量は170g、電圧5.2V・最大出力2AのUSBポート×1と、本体中充電用のMicro USBポート×1があります。バッテリー容量は5200mAhで、フル充電時からスマートフォンを3回充電可能。充電は側面の電源スイッチで操作し、バッテリー残量は4つのLEDライトで確認可能です。


ARCは全てのQi規格対応スマートフォンを充電可能。また、iPhoneは以下の左側の専用ケース、SamsungのGalaxyシリーズは左側の充電パッチを取り付けることでワイヤレス充電に対応します。


ARCのワイヤレス充電速度は、他社の一般的なワイヤレスマットより20%速く、通常の有線のポータブルチャージャーより5%高速というテスト結果が出ています。


以下はARCとほかのワイヤレス充電器を使って、iPhone 5sを10%から100%まで充電した際の温度を計測した結果。ARC(左)が華氏70度(セ氏20度)ほどなのに対して、他社製品(右)は華氏85度(セ氏30度)ほどまで上昇しており、ARCは発熱を抑えられているのがわかります。


なお、65ドル(約6500円)の出資で、ARC本体×1、Micro USBケーブル×1のセットをゲット可能。iPhone4/4Sケース付きセットが69ドル(約7000円)、iPhone 5/5s付きセットが79ドル(約8000円)、Samsung Galaxy S4用の充電パッチ付きセットもしくは、Galaxy S3用の充電パッチ付きセットに73ドル(約7400円)の出資を行うことで、それぞれのセットを1つゲット可能です。

また、アメリカ国外への発送は別途20ドル(約2000円)必要で、2014年5月ごろに発送を予定中。出資の締め切りは日本時間で2014年3月1日(土)の午前6時39分までとなっています。