ミランは13日、マッシミリアーノ・アッレグリ監督を解任した。ベルルスコーニ・ファミリーは、すぐに元ミランのクラレンス・セードルフにベンチを託すことを決定している。下部組織を率いるフィリッポ・インザーギ監督とのレースを制したセードルフは、16日にミラノ入りするだろう。

セードルフは13日午後にバカンスから戻り、所属するボタフォゴのオフィスに向かった。クラブを去り、ミラノへ向かうことを伝えるためだ。ただし、本人は『RTL 102.5』で「ノー、ノー、ノー。話すことはできない。マネージャーに連絡してくれ」とコメントを残さなかった。

ミランのニューフェイスはセードルフだけではないと見られる。6月には、元ミランのエルナン・クレスポ氏とヤープ・スタム氏が入閣するようだ。それぞれセードルフのアシスタントとなり、前者が攻撃を、後者が守備の動きを指導することになる。ただし、現時点では、マウロ・タソッティがアシスタントコーチとして残るようだ。

なお、セードルフはセリエAで初のオランダ人監督となる。また、オランダでは、ミランとセードルフが2016年までの契約にサインした模様との報道も浮上した。

ボタフォゴのマルコス・アスンソン会長は、ブラジル『Extra』で「セードルフが退団? 一つの可能性であることは確実で、私はその可能性を排除できない」と述べている。

だが、ブラジルではセードルフを呼んだミランの選択に不満の声も上がっている。現在でもボタフォゴに影響力を持つ元会長のカルロス・アウグスト・モンテネグロ氏は、このようにコメントした。

セードルフがミランに行きたいなら、コパ・リベルタドーレスを戦うために、我々にカカーとロビーニョを送らなければいけない。そうじゃないなら、どんなコストであって放出はしない」