リアルなカニ型ラジコン「カニラジ 赤外線 RC」(JTT)、茹で蟹と活蟹の2種類

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こんなに寒くなってくると、コタツに入って鍋料理でもつつきたくなる。この時期食べたい鍋の具材といえば、カニである。そんなカニで遊んでみようというアイテムが、先ごろ登場した。果たして、どうやって遊ぶのか?

「カニラジ 赤外線 RC」(JTT)というリアルなカニ型ラジコンは、基本的にカニの横歩きを楽しむ製品だ。動力はカニの腹(底面)の車輪で、その車輪が回転することで左右に動く。それに連動して6本の足がシャカシャカ動くので、まるで本当に足で歩いているかのように見えるそうだ。また、最大で3匹同時に別々の操作が可能なマルチバンド対応。付属の送信機からケーブルを取り出してバッテリー充電ができる。

季節の鍋料理の中の食材は多々ある中で、あえてカニを選んだ経緯は。JTTに聞いてみた。
「年の瀬になると、食卓の上に登る鍋は“渡り蟹”のカニ鍋でした。私の地元の北九州では“豊前(ぶぜん)本ガニ”と呼ばれていて冬場は身入りが良く、カニミソが濃厚でとっても美味しいんです。家族団らんで、紅白の歌番組を見ながら、鍋を囲む。そこで鍋のカニがいきなり、動き出して脱走したら面白いなと思い、カニを選びました」
カニに対する思い、よく分かりました。

ディテールのこだわり、モデルになったカニなどは。
「こだわった部分は、偽物だと直ぐに気づかれないよう、本物に如何に近づけるかです。お皿の上に鍋の具材と一緒に、カニラジを置いて、“おっ今夜はカニ鍋で豪勢だね!”と間違って、箸で掴んでしまうくらいの色と形を目指しました」
「新鮮な“活ガニ”の生っぽさと、大釜で浜ゆでにしたような“ゆでガニ”の美味しそうな感じが
本物と比べても良い感じに出来ていると思います」
「カニラジは“ガザミ”がモデルになっています、市場では“ワタリガニ”とも言われています」

カニラジのおもしろさ、楽しみ方は?
「動作はボタン二つだけなので、子供でも簡単に操作できます。レースで遊ぶのが楽しいです。
横歩きのカニラジを、いかに正面のゴールに辿り着けるか! 横歩きだけといっても微妙に弧を描いて歩くので、うまく操作すれば前や後ろにも進むことも可能です」

「目がピカピカ光るので、明かりを消して暗闇の中を走らせることもできます。あと、ドッキリの小道具としては最高です。お皿の上に他の鍋の具材と一緒にカニラジを置いておきます。急に動き出したら、飛び跳ねるくらいビックリしますね。驚かせた相手にはちゃんと謝って、ケンカにならないようお願いします」

カニ鍋が好きな人、そしてカニの横歩きに憧れる人。そのリアルな姿、ユニークな歩き方を年末、新年ともに大いに楽しんでもらいたい。
(羽石竜示)