南スーダンの国連平和維持活動で韓国部隊が自衛隊から弾薬1万発を提供された件について中国メディア・中国新聞社は28日、韓国国防当局が27日弾薬を直ちに返却することを強調したと報じた。

  記事は、日本政府が国連を通じて韓国部隊に弾薬を提供したことが23日に報じられると韓国国内が騒然としたと伝えた。そして「自衛隊の集団自衛権解禁を援助した」などと疑問の声が高まるなかで韓国当局が「弾薬の援助とは別問題」と「火消し」に奔走したと紹介した。

  そのうえで、安倍晋三首相が26日に靖国神社を参拝したあとで「新たな進展があった」として、韓国国防省が27日に「追加物資が南スーダンに到着次第、国連に対して弾薬1万発を返却する」と発言したことを伝えた。

  記事はまた、一連の問題について韓国メディアが「日本が弾薬提供を過度に喧伝したうえ、首相が靖国参拝を行ったことで、日韓関係は悪化し続けることは間違いない」と分析したことを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)