15日深夜放送、TBS「S1」では、今季で引退した元ヤクルトスワローズ・宮本慎也氏と、同球団で監督を務めた野球解説者・野村克也氏が共演。師弟コンビによるトークが繰り広げられた。

「○」と「×」の札を持ち、番組が用意した質問に答えていった両者。「10対9より、1対0で勝ちたい」という質問には、お互い「○」を挙げ、「いま監督してみたいチームがある?」と訊かれると、野村氏は「×」、宮本氏は「○」を挙げた。

また「実は巨人ファンだ」という質問には互いに「○」を挙げ、スタジオに笑いをもたらした両者。「史上最強のチームは野村ヤクルトだ」「二人の間に忘れられない思い出がある」という質問にも揃って「○」の札を掲げた。

監督志望について「ヤクルト6位なんでチャンスがあればやってみたい。監督はやってみたいですね」という宮本氏。野村氏との思い出には「監督さんが辞められる年に、残り数試合だったんですけど、ホームラン打って帰ってきた時に“おい”って呼ばれたので褒められると思って後ろを向いたら勘違いすんなよって言われた」と語る。

その真意について、野村氏は「ホームランってバッターにとっては麻薬みたいなところがあるから、己を忘れて打席でホームランを打ちたがる。そうすると自分を殺すことになるから。やっぱりプロで生きていくには何でも徹底だから。俺もうまいこと言ったなと思うのは(宮本氏に)“一流の脇役になれ”って言ったんだよ」と説明。宮本氏の役割を考えるがゆえ戒めたという。