ソニー VAIO Fit 13A/14A/15A、VAIO Tap 11/21ほか秋冬モデルを写真で解説

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10月8日、ソニーはVAIOの2013年秋冬モデルを発表しました。従来からあるVAIO Pro 11/13、VAIO Duo 13、VAIO Fit 14E/15E シリーズのマイナーチェンジに加え、新たに3モードに変形するVAIO Fit 13A/14A/15A、薄型軽量タブレットの VAIO Tap 11、大画面タッチ式のVAIO Tap 21を新規機種として投入しています。実機写真を中心に新型についてご紹介します。

キーボードモード、タブレットモード、ビューモードに変形するVAIO Fit 13A/14A/15A



VAIO Fit 13A / キーボードモード

VAIO Fit 13A / キーボード

VAIO Fit 13A / トップカバー

VAIO Fit 13A / 右側面

VAIO Fit 13A / 左側面

VAIO Fit 13A / 液晶パネルヒンジの右側

VAIO Fit 13A / パネル中央がヒンジになっています

VAIO Fit 13A / タブレットモード(ビューモード)へ移行中。

VAIO Fit 13A / ビューモード

VAIO Fit 13A / タブレットモード。厚みはそれなり(厚さ14.3〜17.9mm)にあります

VAIO Fit 14A / キーボードモード

VAIO Fit 15A / キーボードモード

VAIO Fit 15A / ビューモードやタブレットモードにするときは、ヒンジ部のスイッチをRELEASE側にします

VAIO Fit 15A / タブレットモード(ビューモード)へ移行中

VAIO Fit 15A / タブレットモード

VAIO Fit 15A / キーボードバックライト

VAIO Fit 15A / ビューモードでの使われ方をイメージ


これまでノートPCの形状をしていたVAIO Fitシリーズが2-in-1になりました。トップカバー真ん中のヒンジで液晶パネルを倒すことができ、キーボードモード、タブレットモード、ビューモードの3タイプへ変形します。掲載した写真からも分かりますが、本体のサイズは違っても、変形する仕掛けは同じです。

各パネルのサイズは、13.3型/14型/15.5型、IPS式でタッチ対応となります。解像度はFit 15Aの上位モデルこそ2880 x 1620ドットになりますが、他はフルHD(1920 x 1080ドット)です。

共通点としては、Bluetooth 4.0+HS、IEEE 802.11a/b/g/n、有効画素数約92万画素のフロントカメラ、SDメモリカードスロットとなります。

Fit 13Aは、有効画素数約799万画素のリアカメラを搭載し、LANポートはないものの、USB 3.0は2つ。Fit 14AとFit 15AはGbEに対応。USB 3.0はFit 15Aのみ3ポートとなります。

プロセッサやメモリ、ストレージは、Fit 13Aは、Intel Core i5-4200U/4GB/128GB(SSD)、Fit 14Aは、Intel Pentium 3556U/4GB/1TB、Fit 15Aの上位と中位はIntel Core i7-4500U/8GB/1TB(ハイブリッドHDD)、また上位のみGeForce GT 735Mを搭載します。下位はIntel Core i7-4005U/4GB/1TBとなります。

サイズと重量は順に、Fit 13Aが約325.4 x 14.3〜17.9 x 223.4mm(幅 x 高さ x 奥行き)、約1.31kg、Fit 14Aが約336.1 x 18〜19.8 x 234.9mm、約1.96kg、Fit 15Aが約377.1 x 18.4〜20 x 253.8mm、約2.29kg。

店頭予想価格は、17万円前後/11月30日、14万円前後/11月16日(シルバー)、16.5万円から/11月16日(シルバー/ブラック)。

11.6型でキーボードと分離できるVAIO Tap 11



VAIO Tap 11 / キーボードモード

VAIO Tap 11 / キーボード。無線式で本体と合体時に充電可能

VAIO Tap 11 / 本体

VAIO Tap 11 / スタンドを上げたところ

VAIO Tap 11 / スタンドを収納したところ

VAIO Tap 11 / 右側面

VAIO Tap 11 / 上側面(右側)

VAIO Tap 11 / 付属のデジタイザースタイラスペンを収納

VAIO Tap 11 / キーボード裏(トップカバーに相当)


VAIO Tap 11は、本体とキーボード部分が分離しているのが特徴です。本体のリアにはスタンドがあり、自立可能で、キーボードは磁石によって本体と一体化、外すと復帰、閉じるとスリープします。

店頭モデルは1モデルのみで、プロセッサはIntel Core i5-4210Y(1.5GHz/1.9GHz)、11.6型IPS式フルHD(1920 x 1080ドット)で、タッチ対応となります。メモリは4GB、ストレージはSSDで128GB。USB3.0 x 1、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0 + HS、micro HDMI、microSDメモリカードスロット、有効画素数約92万画素のフロントカメラ、有効画素数約799万画素のリアカメラなどを装備しています。

サイズは本体304.6 x 9.9 x 188mmで、約780g、キーボードは304 x 4.25 x 187.4mmで、約320g。店頭予想価格は17万円前後、11月16日からの発売です。


みんなで楽しめるVAIO Tap 21



VAIO Tap 21 / フロント

VAIO Tap 21 / 上(右側)側面

VAIO Tap 21 / 左側面(左側からとリアから)

VAIO Tap 21 / みんなで楽しむイメージ


VAIO Tap 20 の後継機に相当します。画面サイズが20型から21.5型へと大きくなりました。解像度はフルHD(1920 x 1080ドット)。IPS式の液晶ディスプレイなので、視野角は広く、いろいろな角度から見ても綺麗に表示されます。

ステレオスピーカーはリアに配置し、机などの反射によってフロントへ音が周るよう工夫されています。さらに角度センサーを搭載し、スタンドの角度が違っても一定の音場が再現できる仕掛けが入っています。

第四世代のCore iプロセッサを搭載し、バッテリー駆動時間は約4時間。HDMI出力も装備しています。光学ドライブ、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0+HS、USB 3.0 × 2、GbE、メモリースティックデュオ/SDメモリカード共有スロット、有効画素数約92万画素のフロントカメラ、メモリ4〜8GB(モデルによる)、ストレージは1TB(HDDもしくはハイブリッドHDD)を搭載と、前モデルよりパワーアップしました。

サイズは約523.7 x 321 x 35.5mm、約3.9kg。店頭予想価格は16万円前後から、10月19日の発売となります。

VAIO Duo 13のみWindows 8.1搭載でLTE対応モデルあり



VAIO Duo 13のau LTE対応モデル


これまでご紹介した、Fit 13A/14A/15A、Tap 11/21そして他のマイナーチェンジモデルも含め全てWindows 8を搭載しています。Windows 8.1がリリースされる10月18日以降の出荷にも関わらず不思議な気もしますが、同社としては、Windows 8.1はWindows 8のアップデート版と言う位置付けで考えているとのこと。Windows 8.1にアップデートするかどうかはユーザーに任せたいとの話でした。もちろんシステムとしては全機種、Windows 8.1へアップデート可能です。

ただし、VAIO Duo 13のみ例外で、Windows 8.1を搭載しています。理由は「InstantGo」(旧Connected Standby、待ち受け状態)に対応しているからです。他のモデルで非対応なのは、InstantGoを実現するにはドライバなど多くの部分を調整する必要があり、時間がかかるとのことでした。

また、auのLTEモジュールを内蔵したモデルも追加されました。他のモデルで非対応なのは「ボディ内部のノイズ関連の問題」が理由。Duo 13のみの対応です。