指宿商vs鹿児島水産 投手、守備に成長を実感・指宿商
投手、守備に成長を実感・指宿商
指宿商は3回戦のシード尚志館戦に続き、緊迫した投手戦を制して8強入り。「投手と守備の安定に成長が感じられた」(内村文彦監督)戦いぶりだった。
3回戦では延長12回を完封したエース村山孝輔(2年)はこの日も安定した投球内容だった。毎回走者を出すも、3、4回は併殺で切り抜けるなど、集中力のある投球が最後まで崩れなかった。以前は力任せにねじ伏せようとする投球をしていたが、「最小限の力で投げる」(内村監督)力の加減や身体の使い方、マウンドでイライラしないメンタルコントロールを、練習で取り組んだ成果を今大会は出している。
村山がテンポよく打たせて取る投球ができているので、守備もリズムよく守れている。前チームからの試合経験豊富な二塁手・永谷謙斗(2年)、遊撃手・内村和平(2年)の二遊間を中心に1失策はあったが、粘り強く守り抜いた。
打線は、尚志館戦もこの試合も、好機を作りながら「肝心な時に力んで、力が出せない」(内村監督)で、なかなか得点が奪えないのが頭の痛いところである。たが、投手と守備で粘った我慢が終盤実を結び、8回に4番・若松朋也(2年)、5番・内村の連続タイムリーで2点を先取し、接戦をものにした。
チームに「ベスト8クラスの実力が本当に伴っているとは思えない」と冷静に分析する内村監督だったが「これが本当に強いチームを作るきっかけになってくれれば」とナインの更なる奮起を期待していた。
(文=政 純一郎)
