「じぇじぇじぇ!」も大流行、老若男女から熱い支持を得たNHK連続テレビ小説『あまちゃん』が、28日、ついに最終回を迎える。

そんな今、「『あまちゃん』のない日々なんて寂しすぎる」「これからいったい何を楽しみに生きていけばいいのか」といった喪失感に襲われる“あま鬱”な人たちが急増中だという。

最終回を記念して、そんな“アマラー”たちに熱い思いを聞いてみた。

「『おしん』から30年以上も朝ドラを見続ける私にとっては、いつものことだけど……アキちゃんと別れるのは正直つらい」(82歳・女)

「アキちゃんは理想の孫。地震の後、すぐ北三陸に帰ったでしょ。夏ばっぱとまた一緒に暮らしてさ」(78歳・女)

と、年輩層からは、めんこいアキちゃんとの別れを惜しむ声が。

一方、新宿の居酒屋でほろ酔いのおじさんたちは、

「スナック梨明日(りあす)ってあるだろ? あそこはスナックの理想、熟女好きのオアシスなんだよな」(51歳・男・ライター)

「いい感じに熟れはじめた春子さん、熟女ど真ん中の美寿々(みすず)さん、貫禄の弥生(やよい)さん。熟れ方のグラデーションが見事」(54歳・男・自由業)

と、地元の憩いのスナックと熟女に癒やされたとの声多し。

そして、いつもはそんなおじさんたちを癒やしている水商売のお姉さんも、

「水商売にドップリな私が言うのもなんだけど、『地元に帰ろう』はヤバい。超泣ける。新潟から出てきてもう5年になるけど、久々に帰ってもいいのかな」(33歳・キャバクラ嬢)

妙齢女性からダントツ人気だったといえば“ミズタク”。

「この半年、時間があればツイッターで追っていました。“#ミズタク”。低体温キャラから唐突に繰り出される熱い言動に、三十路女たちは狂喜乱舞」(36歳・女・販売員)

「ダサいネルシャツも、ヨレヨレのスーツも、割れたメガネさえも。ミズタクのすべてに萌えた日々。来週から始まる“ミズ不足”をどう乗り越えればいいの。誰か教えて!」(34歳・女・IT)

そして歌舞伎町のゲイバーではこんな意見も。

「『あまちゃん』は女たちが挫折から這い上がる物語。春子さんは言うまでもなく、アキちゃんはアイドルになって、さえない東京生活にリベンジしたし、ユイちゃんも不運な自分自身を乗り越えていった」(26 歳・男・ダンサー)

あまちゃん』の最終回も気になるが、こうした“あま鬱”な人々の今後も心配だ。

■週刊プレイボーイ40号「あま鬱な人たち実況中継」より