ぱー研！ 小野寺なほ みんなとキラキラと輝くステージを作っていくことが私の今の夢
小野寺なほさんはアリスプロジェクトの常設劇場「P.A.R.M.S(パームス)」を世に広げることを目的に活動するアイドルユニット ぱー研！のメンバーで、8月24日に研究生だった天木じゅんさんと共に正式メンバーへ昇格したばかり。
ぱー研！のメンバーには8月に誕生日となるメンバーが小野寺なほさんを含めて3人おり、伊藤みうさん、黒木ひなこさんに続いての開催となった。期待が高まる一方、平日の早い時間の開催とあって、小野寺なほさんはファンが集まってくれるのか心配な様子だった。しかし、ファミリーの一大事とあっては、絆の強いアリスファンが来ないわけがなかった。
MCでの自己紹介を済ますと、みんなが声を合わせてハッピーバースデーの歌で小野寺なほさんを祝った。そして、パセラ名物「ハニトー」のバースデースペシャルが登場すると、あまり大きさに小野寺なほさんは目を丸くして驚いた。メンバーやファンからの花束やアルバム、そして大きなスーツケースが手渡され、小野寺なほさんは大感激。
続いて、後半戦の曲が始まると、ステージにはアリス十番、スチームガールズ、OZらがテージに集合して祝福した。
先輩たちに背中を見守られながら曲を終えると、仲の良い伊藤みうさんから小野寺なほさんへ送る手紙が読み上げられた。
なほにゃんへ。
なほにゃん、お誕生日おめでとうございます。
なほにゃんと私が初めて合ったのは確か4月上旬頃だったよね。
その頃はまなまなと私でAJ（アリス新人タレント）として一緒にいたから、まなまなと「めっちゃスタイルがいい可愛い子が入ってきたね」って話をしていたよ。
私はすごく人見知りだから初めは上手く話せなくて、おどおどしていたと思います。でも、なほにゃんはそんな私に話しかけてくれたり、ちょっかい出してきてくれて、「何、この馴れ馴れしい人」って最初は戸惑ったけれど、本当はすごく嬉しくって、家に帰って「今日、なほちゃんて子とこんなこと話したの」って、お母さんに報告してたのは、ここだけの話です。
私は学校にあまり友達がいなかったから、なほにゃんという存在がすごく大切な大きいものだし、たくさん感謝しています。ありがとう。
AJとして少し経って、しばらくしてふたり一緒にぱー研！の研究生になりました。泣いて抱き合って喜んでいたことを今でも覚えてます。その後すぐお母さんに電話で報告してたよね。
徳島からひとりで上京してきて、すごく大変だし、本当は寂しいのに一切弱音を吐かないなほにゃんはスゴイと思います。気付けばいつも笑ってるよね。寂しかったり、不安だったりする時はいつでも話を聞くからいっぱい頼ってね。「みうたんなんか頼りにならない」なんて塩対応はイヤだよ。なほにゃんがうっとうしいって思うくらいずっと引っ付いてるからね。それがいつもなほにゃんに笑顔をもらっている私からのちょっとした恩返しです。
そしてそして先日、パー研！全員のドレスが揃ったね。前の日から楽しみすぎて眠れなかったんだよ。
なほにゃんの陰での努力をいっぱい見てきて知っているから本当に嬉しかった。逆に陰でたくさん泣いてきたのも知っているから。
自分のこと以上にパッピーなので、これまた、家に帰っておかあさんに報告しちゃった。ちなみにお父さんのパー研！での推しメンはなほにゃんだよ。
思い出ばっかり語っちゃたけどこれからもパー研！の仲間として、良きライバルとしてずーっと一緒にいようね。なほにゃん大好き。
生まれてきてくれてありがとうございます。
伊藤みうより。
続いて、小野寺なほさんが、ときどき声を詰まらせながら皆に語った。
私は小さい頃からずっとアイドルが好きで、小野恵令奈さんがすごく大好きです。でも、私の夢はアイドルではなくて俳優さんになることで、ずっと憧れて、将来は絶対俳優さんになってやるって田舎で過ごしてきました。
福島から上京することも親から反対されて、一人でも絶対に夢を叶えてやるって思って高校生の時は毎日バイトに明け暮れて週7日ずっと毎日バイトしてました。このステージに立っているのもインターネットで所属費が全て無料って文字を見つけたのがきっかけです。
でもそんなに甘いはずもなく、最初に入った時はダンスの踊り方も分からず、もう止めようかなって思った時もありました。でも、やっぱり高校時代の自分の努力をここで捨ててしまうのは惜しくて、応援してくれるみんなの笑顔が見たくて頑張ってきました。
でも、一緒に研究生から頑張ってきたみうちゃんとの格差がついてしまって辛かったんです。
それでもみんなが頑張れ頑張れって握手会とかツイッターとかで励ましてくれて、一言一言に感激してました。ほんとにありがとうございます。
なほちゃんの笑顔が好きとか、なほちゃんと話をしてると面白いとか、そう言ってもらえるとほんとに嬉しくて。
私、両親が共働きであんまり家族が揃うことがなくて、ひとりきりのことが多かったんですけど、皆さんがすごく暖かくて、私一人じゃないんだって、励まされました。
上手く伝えられないし、日本語力あまりないんで、なに言ってるか分からなくなっちゃたんですけど本当に感謝しています。
赤いドレスでみんなの前で生誕祭を迎えられて、プレゼントとかたくさん戴いて本当に幸せです。
これからも私は俳優という夢は先にあるんですけど、みんなとキラキラと輝くステージを作っていくことが、私の今の夢になりました。
みんなと一緒に歩んでいけたら嬉しいです。
こんな私ですが、これからも一緒に歩んでいってください。
今日は本当にありがとうございました。
終演後に今日の感想と来てくれた皆さんへのメッセージを小野寺なほさんから戴いた。
先輩のための青いサイリウムが振られているのを見たことは何度かありましたが、自分のための青いサイリウムが一面に広がっている光景を見たのは初めてで感動しました。まるで海にいるみたいなすごい綺麗な青色でした。スーツケースをいただいたのですが、何も言ってないのに自分が欲しいと思っていたものが解ってくれていたみたいです。衣装が大きいのでめっちゃ嬉しいです。こんな小野寺なんで、ダンスとかもヘタだし、自分の想いも器用に伝えきれないんですけど、自分のコールの「キラキラ全開」に負けないようにキラキラ輝いていきたいので、ファンの皆さんも一緒に歩んでいって欲しいです。
アリスプロジェクトでは、メンバーの誕生日がある度にこうした生誕祭イベントが行われている。推しのファンはもちろんのこと、優しい気持ちに包まれた光景は見るだけで誰もの心が暖まる。機会があれば、ぜひとも訪れて欲しい。
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