好きな仕事で、伸びる。/喜田 真弓
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◀上司の林氏
当時の上司であり、現在経営管理本部長である林は、
「伊藤さんは顧客支援室時代から同じチームでしたが、彼が持つ静かさの中の野望というか(笑)、
やってやるぞという強い意志を感じていました。きっと彼にアシストのWebを任せれば成功するのではないか。そういう思いが強くなってきたので、一緒に私の部門(広報部が所属する経営企画室)に来てもらうことにしたのです」と語る。
こうして広報部に異動になった伊藤が最初に手がけたのが社内イントラネットの統合だった。アシストの扱う製品20以上のイントラを、取り扱い製品であるコンテンツ管理ソフトウェアNORENを利用して統合管理に移行するというプロジェクトである。計画では1年間で10製品を移行完了する予定だったが、実際には22製品ほぼ全ての移行が完了した。さらに、今年6月にはアシストのコーポレートサイトの全面リニューアル。これも伊藤が手がけたプロジェクトである。http://www.ashisuto.co.jp/
「イントラ統合とコーポレートサイトのリニューアルを任されると聞いた時は、まず間違いなく結果は出せるだろうと思いました。とはいえ大きいプロジェクトなので、もし失敗したらという怖さはありましたが。でも仕事で勝負をかけるならこれ以上のチャンスはもう来ないだろうと、思い切って大風呂敷を広げて取り組むことにしたのです。僕はとても謙虚な性格なので(笑)、本当は、“僭越ながら精一杯がんばります”と、低姿勢にいきたかったんですが・・・」
入社6年目の伊藤は、年齢も若く、社内で大きな実績を上げて知名度が高い、というわけでもない。イントラ統合やコーポレートサイトのリニューアルという作業は、社内の様々な部署と連携をとり、多くの人の協力がなければできない仕事である。そのプロジェクトリーダーを伊藤は自信満々で引き受けた。
「自信満々に有言実行、という態度を演出しないと、誰もついてきてくれないんじゃないか、と思ったんですよね。いわば、背水の陣です。でも実際は、全然そんなことなくて、沢山の方々が快く協力してくれて、イントラ統合は予定よりも短期間で完成し、リニューアルしたコーポレートサイトも無事6月にカットオーバーとなりました。本当にアシストって素敵な会社だな、と思いました」
伊藤の趣味は、Webと写真だ。
「趣味と仕事が、今はかなリンクしてます。好きで勉強したことがほとんど仕事の成果にもつながっているし、これは本当にありがたいことだと思います。最近、写真のクオリティを高めたくて、レタッチの勉強をし始めたところなのですが、僕の腕が上がれば、アシスト社員をWebでより素敵にプロデュースできるかもしれません(笑)」
社内での伊藤の愛称は真之(まさゆき)という名前から「まっしゅ」、と呼ばれているが、もう一つのあだ名が「王様」である。リーダーとして成果を出すことへ強いこだわりを持っていること、また周りがほとんど自分より年長であっても、うまく協力を得られるよう段取りを行い、プロジェクトを運営していく。その風格は「王様」と呼ぶにふさわしい。
「コーポレートサイトは完成しましたが、それを使ってどのようにアシストのビジネスに貢献するか、結果を出していかなければならないのでまだまだ気が抜けません。でもWebの仕事をしていて天職だなと感じているので、プレッシャーはあっても毎日が楽しくあっという間です」と伊藤。
学生時代に読んだ本のように、20代、30代でビジネスを起業する夢を、伊藤はまだ捨ててはいない。趣味と仕事がつながり、皆の協力を得て仕事をする満足感を味わいながら、今はまだ、任されたプロジェクトをいかに成功に導くかということを学んでいる最中だ。プロジェクトからビジネスへ、自分の器をもっと大きくしていくためにも、王様は新たなチャレンジを狙っている。
文責: 株式会社アシスト 広報部 喜田 真弓
お問合せ:press(アットマーク)ashisuto.co.jp
03-5276-5850