サッカー日本代表に見る戦略論・人間論と企業におけるマネジメント手法の共通点とは?

このブログでは珍しいことなのですが、今回は調達・購買に関連しないことを書きます。
先日、ブラジルで行われている日本代表のサッカーの試合を見ていてあることを感じました。それは「ブラジルとは相当実力に差があり多分10回やっても1回も勝てないな、イタリアも多分10回試合をやって1回勝てるかどうかの実力差が未だにあるな。」です。

私はサッカーについては素人です。サッカー経験もありませんし、テレビ観戦も年に数回代表の試合しか見ません。ですから戦略とか詳しいことはよくわかりませんが、素人目に見ても今回のようなサッカー主要国と真剣勝負をすると実力差があること感じざるを得ませんでした。

その実力差の主因はやはり個々の実力差です。ボールをキープしたり、適格なパスをしたり、シュートをしたりする個々のベーシックな力に歴然と差があるように感じました。

専門家の方はブラジル戦での敗戦後「もう少し日本の特徴である早いパス回しのサッカーができればよかった」と言います。イタリア戦でもゲームの最初の頃はそれができていたようです。
素人なので見当はずれのことを言っているかもしれませんが、このような「早いパス回しのサッカー」ができるのは、個々の力が勝っているか、同レベルの場合か、相手が油断している時だけであり、実力差が歴然である今回の対戦相手のような場合には何か「別の戦い方」をしないと勝つことは難しいということです。
つまり今の日本代表の戦略はあくまでもアジア予選を勝ち抜くために適した戦略でありどちらかというと守りに力をかける相手との戦いの中で培われたものではないかということです。

ここまで考えていてふと過去のサッカー界の歴史について思い出したことがあります。確か日本が初めてワールドカップに出場したフランス大会(1998年)の直前のことです。
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