「海外調達は難しい」や「グローバル調達は難しい」というキーワードを最近よく聞きます。しかし私にはピンときません。しかし唯一海外のサプライヤとの付合いで日本と大きく異なる点があります。
それは「買う側のプレゼンスの低さ」です。

「海外調達は難しい」や「グローバル調達は難しい」というキーワードを最近よく聞きます。しかし私にはピンときません。バイヤーとして世界中から最適なモノを最適なサプライヤから最適な価格で購入しようとしていたら結果的にそのサプライヤがたまたま海外のサプライヤでした。ということですよね。何か難しいですか。

しかし唯一海外のサプライヤとの付合いで日本と大きく異なる点があります。
それは「買う側のプレゼンスの低さ」です。
日本国内で専門的な調達・購買部門を持つような比較的中〜大規模の企業であれば
日本国内のプレゼンスは高いです。サプライヤに会社の説明すらする必要はないでしょう。
つまりサプライヤに売ってもらうための努力はしなくてよかったのです。
しかし、海外だとこれでは通用しません。売ってもらうための努力をしなければ取引できないのが一般的です。正に「買ってあげる」から「売ってもらう」へ転換しなければならないのです。

こういう世界では、会社のプレゼンスだけでなくバイヤー個々人のプレゼンスが求められます。つまり「XX株式会社だから・・」ではなく「YYさんだから取引する」という世界なのです。以前VOS(ボイス・オブ・サプライヤ)について私は「VOSをやることが相手が自分の会社をどう思っているか知ることにつながる」と書きました。一言で言うと「両想い」なのか「片思い」なのかが分かるということです。また今後サプライヤマネジメントを進める上で相手の思いを知ることが非常に重要であることは何度も述べている通りです。

こういう話をある友人としていて面白い話を聞きました。
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