レスリング&ボクシングのヘンドリックス。ムエタイ&柔術のコンディット。水と油が融合すれば、とんでもないファイトになるやもしれない(C)GONGKAKUTOGI

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モントリオールのベルセンターで16日(土・現地時間)、UFC158「St-Pierre vs Diaz」が行われる。メインイベントでUFC世界ウェルター級選手権試合GSP×ニック・ディアスがマッチアップされている今大会、セミでは同じウェルター級のカーロス・コンディットとジョニー・ヘンドリックスが対戦する。

当初はコンディット×ローリー・マクドナルド、ヘンドリックス×ジェイク・エレンバーガーが発表されていたが、マクドナルドの負傷欠場により、コンディット×ヘンドリックスに変更された。コンディットは昨年11月に、GSPとの王座統一戦に敗れて以来の試合。同じ11月大会でマーチン・カンプマンを秒殺KOし、GSPへの挑戦を宣言したヘンドリックスにとって、元暫定王者コンディットとの一戦はこれ以上ないアピールの場となる。

ファイトスタイルの相性で言えば、ずばりヘンドリックス有利の一戦だ。27勝のうち26勝がKOもしくは一本という驚異のフィニッシュ率を誇るコンディットだが、打撃とサブミッションに強みを発揮する反面、過去の試合ではレスリングで先手を取られる、打撃でリーチを活かせない場合、劣勢を強いられることが多かった。

GSPとの統一戦でも左ハイキックであわやという場面をつくって見せたものの、試合全般を通し間合いのコントロールに屈し、その打撃は不発に終わった。またテイクダウンを許すと、懸命に足を利かせていったが、GSPのトップキープにサブミッションの形に入ることもできなかった。

ヘンドリックスはレスリングがバックボーンで、サウスポーから繰り出す伸びのある左ストレートでKO勝利を重ねてきた。GSPとは違い、前後の動きが多いが、半歩外に立ち相手を懐に入らせず、同時に自らが打ち込むと相手は射程距離に収めているという絶妙な距離感を持つ。そこにKO必至の左の強打だ。その左が当たらずとも、組みついてケージに相手を押し込めると、得意のクリンチワーク&ケージレスリングに持ち込むことができる。

ヘンドリックスが左ストレートのプレッシャーをかけながら、そこにテイクダウンを織り交ぜていけば、自ずとヘンドリックスペースで試合が進むことになるだろう。コンディットとしてはオーソドックス×サウスポーの利点を生かしたい。GSP戦では左ハイを決めたコンディットだが、本来はキム・ドンヒョンをKOした飛びヒザ蹴りをはじめ、ハイキックや顔面への前蹴りなど、右の蹴り技を得意としている。ヘンドリックスとの試合では、×サウスポーとなることで、右からの攻撃で崩すというセオリー通りの攻め方ができそうだ。