総務省が発表した労働力調査(速報)によると、10月の完全失業率(季節調整値)は4.2%で前月と同じ水準だった。一方、厚生労働省が発表した10月の有効求人倍率(同)は0.80倍で、前月に比べて0.01ポイント低下した。有効求人倍率は2カ月連続で低下。

 新規求人倍率(季節調整値)は1.29倍(前月比0.05ポイント増)。正社員有効求人倍率は0.51倍(前年同月比0.08ポイント増)。有効求人(季節調整値)は前月比0.4%減、有効求職者(同)は同0.3%増。

 新規求人は前年同月比13.8%増。産業別に前年同月と比べると、教育,学習支援業(29.4%増)、宿泊業,飲食サービス業(26.6%増)、情報通信業(19.2%増)などが増加。製造業(5.6%減)は減少。

 都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)で最も高いのは福井県の1.20倍、最も低いのは沖縄県の0.41倍。

 男性の完全失業率(季節調整値)は前月から0.1ポイント低下して4.3%、女性は前月から0.1ポイント上昇して3.9%となった。

 完全失業者数は前年同月比18万人減の271万人。完全失業者のうち「勤め先都合」は同13万人減の65万人、「自己都合」は同5万人増の101万人となっている。

 就業者数は前年同月比13万人増の6321万人。産業別に前年同月と比べると、建設業(24万人増)が大きく増加し、情報通信業(11万人減)、運輸業,郵便業(8万人減)などが減少。8月(29万人減)、9月(37万人減)と大幅に減少した製造業は6万人の減少。

大学生の就職内定率10月1日現在63.1%、2年連続で改善
10月の求人広告 前年比9.3%増、折込求人紙は2010年4月以来の減少
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