来春卒業予定の大学生の就職内定率が2年連続で改善したことが分かった。厚生労働省と文部科学省が就職内定状況等を共同で調査し、10月1日現在の状況を取りまとめた。

 両省の発表によると、大学の就職内定率は63.1%で、前年同期を3.2ポイント上回った。10月1日現在の内定率としては2年連続の改善となった。

 男女別にみると、男子は63.0%で前年同期比1.3ポイント増、女子は63.2%で同5.5ポイント増。文理別では、文系は62.4%で同2.7ポイント増、理系は66.8%で同6.2ポイント増となっている。

 大学の地域別では、中国・四国が49.5%(前年同期比4.0ポイント減)で減少となった以外は、北海道・東北63.0%(同6.1ポイント増)、関東67.2%(同2.3ポイント増)、中部60.1%(同4.2ポイント増)、近畿66.4%(同5.0ポイント増)、九州54.9%(2.3ポイント増)は前年同期を上回っている。

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