韓国大統領選候補の風刺画が博物館に展示される/過激な内容に市民困惑
問題となっている風刺画は、韓国人画家ホン・ソンダム氏(57)による「ゴールデンタイム−ドクターチェ・インヒョク、生まれたばかりの閣下に挙手敬礼する」というタイトルの油絵。今月10日からソウル市の平和博物館にある「スペース99」で、同博物館が企画した展覧会に出品されている。
だが、生まれたばかりの赤ん坊をよく見てみると、黒いサングラス姿で有名な、韓国元大統領の朴正煕(パク・チョンヒ)氏を連想させる。朴正煕元大統領は、朴候補の父親でもある。また、今年で60歳になる朴候補は未婚で、出産経験もない。朴候補が父親のような子どもを出産するという設定は、朴氏が当選すれば独裁政治が繰り返されるというホン氏なりの政治批判が込められているようだ。
この過激な作品に対し、市民らは「特定候補に対する行き過ぎた蔑視」という批判と、「独裁を風刺した芸術作品」との意見で割れている。インターネット上でも、「表現の自由が認められるとはいえあまりにも見苦しい」と作品に拒否感を示す人がいる一方、「芸術ではこの程度の自由さは十分に許される範囲」「韓国の姿をよく表現している」「独裁が独裁を産む」と共感する人もいて賛否両論だ。
朴候補と同じセヌリ党のアン・ヒョンファン中央選挙対策委員会報道官は「選挙を前に、芸術が政治を扇動する手段に転落してはいけない」と主張。「この絵は、出産行為まで蔑視しており『常識を逸脱するあまりにもひどい作品』と指摘されている」と非難した。
参照:韓国日報
参照:平和博物館
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