厚生労働省が発表した障がい者の雇用状況の取りまとめによると、企業に雇用されている障がい者数が過去最高となったことが分かった。

 今年6月1日現在で企業に雇用されている障がい者の数は38万2363.5人(前年比4.4%増)で過去最高を更新した。うち、身体障がい者は29万1013.5人(同2.3%増)、知的障がい者は7万4743人(同8.7%増)、精神障がい者は1万6607人(同27.5%増)。

 全体の実雇用率は1.69%で過去最高。法定雇用率(1.8%)を達成している企業(従業員56人以上)は46.8%(前年比1.5%増)となっている。

 実雇用率を企業規模別に見ると、1000人以上1.90%、500〜999人1.70%、300〜499人1.63%、100〜299人1.44%、56〜99人1.39%で、いずれも前年を上回った。

 業種別では、医療,福祉1.98%、生活関連サービス業,娯楽業1.94%、電気・ガス・熱供給・水道業1.87%、製造業1.81%の4業種が法定雇用率を上回っている。

 法定雇用率未達成企業は4万614社。うち、障がい者を1人も雇用していない企業は61.1%となっている。

 特例子会社の認定を受けている企業は349社で、雇用されている障がい者は1万7743.5人。

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