ワーク・ライフ・バランス推進会議(事務局:日本生産性本部)は、ワーク・ライフ・バランス大賞に情報通信システムのアイエスエフネット(東京・港、渡邉幸義社長)を選んだ。

 優秀賞には第一生命、東日本旅客鉄道、寿芳会芳野病院、JR東日本リテールネット、TOTO、奨励賞にはクエストコンピュータをそれぞれ選んだ。

 大賞を受賞したアイエスエフネットは、障がい者やフリーターなどを積極的に採用したり、働く場所や時間に制約されない就労環境を整備したことが評価された。

 渡邉社長が社員の要望を吸い上げる会議を毎月実施し、経営方針にも仕事よりも家族や健康が優先されることを明示している。生活面での緊急時にも業務に支障がないように2人で担当する体制を整えている。

 育休取得者の復職率は2009年から3年連続で100%を達成。男性の育休取得者も2009年の1人から2011年は5人に増加した。

 ワーク・ライフ・バランス推進会議は2006年の発足以来、新しい時代の新しい生き方を目指し、「働き方」と「暮らし方」双方の改革による「調和のとれた生活」の実現を図る運動を進めている。

女性管理職の割合 4.6%にとどまる、目標は2020年までに30%以上
男性の育休取得率 過去最高
「組織開発」で新たな組織文化を創造 診断のフレームワークを公開

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