日本経団連の新規学卒者決定初任給調査結果によると、前年の初任給を据え置いた企業が91.6%で、3年連続で9割を超えたことが分かった。

 初任給を据え置いた企業の割合は2003年に当時最高の91.4%となった後、2008年の52.0%まで低下していたが、リーマン・ショック後の2009年に87.0%に急増し、2010年から3年連続で9割を超えた。

 学歴別の初任給額は、大学院修士卒技術系22万5702年、大学卒事務系20万7585円、短大卒事務系17万3532円、高校卒事務系16万2369円、高校卒現業系16万3555円。

 調査は、経団連会員企業など457社(製造業54.9%、非製造業45.1%、従業員500人以上規模77.5%)から回答を得た。

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