有限責任監査法人トーマツ発表したテクノロジー関連の成長企業ランキング「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 日本テクノロジー Fast50」によると、第1位にソーシャルゲーム会社のgumiが入った。成長企業の課題には優秀人材の確保と新規事業への進出が挙がっている。

ランキングの発表は今年で10回目。過去3年間の売上高成長率を基準にしており、第1位のgumiは3950.2%の成長を果たした。

第2位は住宅地盤の高度再解析サービスの地盤ネット(過去3カ年の売上高成長率2013.8%)、第3位はモバイルエンターテインメントプラットフォーム運営のモブキャスト(同898.1%)だった。

ランキング50社のうち35社がインターネット、ソフトウエア/コンテンツ関連会社。ソーシャルネットワークやオンラインゲーム企業などが多いものの、ランキングを発表したトーマツはスマートフォンやソーシャルメディア、クラウドの普及によって広範囲で収益性の高い法人向け分野にも裾野が広がっていると分析している。

ランキング50社に成功要因を聞いたところ「顧客ニーズの把握」(60%)、「特定既存事業分野・地域への集中・特化」(47%)、「独自技術の開発」(42%)が上位となった。今後の課題は「優秀人材の確保」と「新規事業分野・地域への積極的な進出」が共に58%で最多。

ランキング上位10社は次のとおり。カッコ内は事業内容、過去3ヵ年の売上高成長率

1位 gumi(モバイルオンラインゲームの企画・開発・運営、3950.2%)
2位 地盤ネット(住宅地盤の高度再解析サービス、2013.8%)
3位 モブキャスト(モバイルエンターテインメントプラットフォームの運営、898.1%)
4位 UBIC(リーガルテクノロジー関連、442.9%)
5位 エスキュービズム(EC・O2Oソリューション、就職活動支援、360.6%)
6位 グリー(SNS・ソーシャルゲームの開発・運営、360.2%)
7位 パスクリエイト(ウェブメディア、ウェブサービスの企画・開発・運営、336.3%)
8位 エイタロウソフト(モバイル・ウェブコンテンツの開発・運営、289.3%)
9位 エージェントゲート(アドテクノロジーを中心としたソリューション、216.4%)
10位 ドリコム(ソーシャルゲームを始めとしたネットコンテンツの企画・運営、203.8%)

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