全国求人情報協会がまとめた9月分の「求人広告掲載件数等集計結果」によると、30カ月連続で前年同月を上回ったことが分かった。

9月の求人メディア全体の広告掲載件数は64万5322件で、前年同月比19.7%の増加となった。2010年4月以来、30カ月連続で前年同月を上回る水準が続いている。

求人広告掲載件数をメディア別に見ると、有料求人情報誌5万8293件(前年同月比5.0%減)、フリーペーパー24万3355件(同25.6%増)、折込求人紙11万3143件(同42.7%増)、求人サイト23万531件(同12.6%増)。有料求人情報誌は2カ月連続で前年同月を下回った。

地域別に見ると、北海道・東北3万8337件(前年同月比10.7%増)、関東・甲信越15万6687件(同41.4%増)、中部・北陸5万1948件(同10.7%増)、近畿8万450件(同28.5%増)、中国・四国2万6431件(同9.6%増)、九州・沖縄6万938件(同10.1%増)。

また、同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者126人から回答を得た「ウォッチャー調査(調査期間:9月26日〜10月10日)」によると、9月時点の企業の求人意欲は堅調で、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも前回6月調査に比べると上昇した。

一方で、求人意欲の先行き(3カ月後の求人意欲)を見ると、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも9月時点よりも低下すると予測されている。

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