厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、5月の1人当たりの現金給与総額は前年同月比0.8%減の26万8301円で、4カ月ぶりの減少となった。

 現金給与総額のうち、所定内給与は24万3290円(前年同月比0.4%増)、所定外給与は1万8405円(同6.4%増)、賞与や手当などの特別に支払われた給与は6606円(同39.9%減)となっている。

 一方、5月の残業などの1人当たりの所定外労働時間は、製造業で前年同月比12.8%増の13.9時間で、12カ月連続の増加となった。前年同月比10%を超える増加は2カ月連続。昨年5月は東日本大震災の影響で残業が抑制されたため、増加幅が大きくなっている。

 全産業平均の所定外労働時間は、前年同月比4.5%増の10.1時間。

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