【水泳】メダルの可能性十分。15歳・渡部香生子、進化の秘密
実は昨年秋から筋力強化に努めた。だがパワー頼りの泳ぎは繊細な動きとはマッチせず、かつての手足のバランス重視に戻した。麻積隆二コーチは言う。
「抵抗の少ない泳ぎを追及してきた。水中での推進効率は一番いいのではないか。いろんな経験をして、精神的にも随分、成長したと思います」
もちろん素材がいいのだろう。父は高校時代にボクシングで鳴らし、母が元スイマーというスポーツ一家に育った。何より、若さが魅力である。平泳ぎ歴としては、まだ2年半なのだ。どこまで伸びるのか。
渡部の涙が乾く。ロンドンの目標を聞かれると、15歳に笑顔がパッと浮かぶ。
「オリンピックに向け、頑張って練習して、表彰台を目指します」
ピカピカの高校一年生(東京・武蔵野高)。過度な期待は禁物だけれど、どうしても岩崎恭子の再現をロンドンで見たくなる。
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