流行りのゆるキャラ…ではありません!横浜DeNAベイスターズの新マスコット、スターマンのヒミツに迫る!

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 4月1日の対阪神戦(京セラドーム大阪)で今シーズン初勝利を挙げた、中畑清監督率いる新生・横浜DeNAベイスターズ。本拠地開幕戦となった3日の中日戦は暴風雨のため中止となったものの、順延となった4日は快晴。横浜スタジアムには、新球団を待ちわびた1万8800人のファンが集まった。

 その試合前、グラウンドで注目を集めていたのが、見慣れない“ゆるキャラ”(?)。ずんぐりとしたフォルムに、愛らしい表情。そう、実はこのキャラクターが、横浜DeNAベイスターズの新マスコット・キャラクター『DB.スターマン(通称スターマン)』なのだ。

 ベイスターズのマスコットといえば、93年に横浜大洋ホエールズから横浜ベイスターズへとチーム名を変えて以来、星型の顔でお馴染みのホッシー、ホッシーナ、ホッシーゾのホッシーファミリーが担っていた。だが、先月18日に晴れて“卒業”。今シーズンからは、ホッシーファミリーが飼っていたペットであるスターマンが就任することになった。

 ベイスターズ=浜(ハマ)スターでハムスター。しかも、もしかしたらモンスター?という「星(スター)」づくしのスターマン。プロフィールを紹介すると、性別はオス、身長はボール5個分、体重はボール10個分、横浜生まれの横浜育ち、好きな物は丸いもの、美味しいもの、そしてモバゲーだ。

 早くも球場での人気は上々。特に小さい子どもたちからは「スターマーン!」と可愛い声援を浴びていた。横浜ファンの30代男性は、「98年の優勝を知るホッシーがいなくなるのは寂しいけど、子どもや女性ウケするコミカルなキャラクターだし、生まれ変わったベイスターズを象徴する存在として頑張ってほしいですね」と語る。

 スターマンについて中畑監督は、「うちは機動力を掲げているのに、あの短い脚じゃ走れないだろ!」と一喝し笑いを誘っていたが、実はハムスターという生き物は、縄張り争いになると互いを傷つけあうほどのケンカをする気性激しい一面を持っている。奇しくも今シーズン、中畑監督は、若手からベテランまで誰にでもチャンスを与えると公言。ハムスターのごとき激しさでレギュラー争いを繰り広げ、横浜DeNAベイスターズがスターマンとともに躍進するか?

(取材・文/石塚隆、撮影/益田佑一)(c)YOKOHAMA DeNA BAYSTARS

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