呼吸と脈拍アプリ


iPad2のカメラに自分の姿を写し込むだけで、顔色の微妙な変化から脈拍数を、胸の動きから呼吸数を計測してくれるアプリ「Vital Signs Camera」(開発Philips Innovation)がiTunes Storeから85円で発売されている。機体には一切触れることなく、これらの計測をしてくれる驚きの新技術がリリースされたのは2011年11月下旬のことだが、現在も日々進歩している。12月に入ってからアップされたバージョン 1.0.2では、被写体が少し動いてしまっても、計測を続けられるよう改良されている。計測には、所定の枠の中に顔と胸を合わせなくてはならないのだが、そこは生身の人間。ちょっとだけぶれてしまうのは仕方ない。その動きについてくるように改良されただけでも、ずいぶん計りやすさが違う。

計測した結果のスクリーンショットは、フェイスブックやツイッター、電子メールですぐに仲間に知らせることができる。もちろん、呼吸と脈拍だけで健康か否かの判断はしかねるが、ついマンネリ化しがちな「元気?」「まあね。」のやり取りに、楽しくて親しみのこもったコミュニケーション方法が加わった。遠く離れた家族とスカイプする時間がなくても、手軽に自分の元気な姿を送ってあげられるのだ。

「Vital Signs Camera」 iTunes ストア


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(MIYUKI KOMATSU)


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