イルミネーションにジャイアンシチュー!? 藤子・F・不二雄ミュージアムのクリスマス
たまにはロマンチックなデートをしたいけれど、彼氏（彼女）はそういうキャラじゃない。
ただの友達から恋愛対象に昇格したい！
……などなどでお悩みのみなさんに朗報！
12月1日（木）から「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」で＜はじめてのクリスマス＞がはじまります。ジャイアン・リサイタルでおなじみの土管をはじめ、ドラえもんの世界を再現した「はらっぱ」（屋上）では、高さ約7.6mのヤマモモの木と周辺の芝生にイルミネーションが実施。クリスマスをモチーフにした原画が展示されるほか、ミュージアムショップではクリスマス柄のマグカップやプレートなどが登場し、クリスマス気分を盛り上げてくれます。
◆入場チケットは完全日時指定制
すでにご存じの方も大勢いらっしゃるかと思いますが、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」の入場チケットは完全日時指定制。入館時間は1日4回（10時、12時、14時、16時）で、各時刻の30分後が入館締切時刻に設定されています。また、ミュージアムではチケットを販売しておらず、事前にローソンでチケットを購入しておく必要があります。
◆徒歩ルートも案外楽しい
ミュージアムへは小田急小田原線・JR南武線の登戸（のぼりと）駅からシャトルバス、または小田急線の向ヶ丘遊園駅から徒歩16分、JR南武線の宿河原駅から徒歩15分。Fキャラでラッピングされたシャトルバスは、車内にもシートや降車ブザーにもキャラがちりばめられていて、すごく可愛い。でも、あえて徒歩を提案するのも悪くないかも。ミュージアムに向かう道に点在するFキャラの道案内を探しながら、てくてく。さらに、あえて手袋を忘れたりすると、手をつなぐきっかけも作りやすくなります。ただし、ヒールが高い靴を履いている女の子が相手の場合は、バスのほうが無難です。下手に歩かせると、いきなり不機嫌になられかねません。かかとの高さには十分留意しましょう。
◆女子に大人気！ 「先生のにちようび」
以前、エキレビ！でもライターの近藤正高さんがたっぷり見どころを紹介してくれていますが、藤子・F・不二雄ミュージアムは楽しい仕掛けや工夫が随所にちりばめられています。
どこもかしこも楽しいのですが、とりわけ、「ここは！」と思ったのは「先生のにちようび」コーナ−。F先生の奥様である藤本正子さんと3人の娘さんが夫、そして父親としてのF先生を語るVTRが流れ、子供たちのために作ったお手製の「サンタポスト」（クリスマス前に欲しいものを書いて投函する）などが展示されている。仕事は仕事、家庭は家庭とオン・オフをはっきり分けていたというF先生。どんなに遅くまで仕事をしていても、翌朝は必ず、子供たちと朝食のテーブルを囲み、パンをトーストし、ジャムやマーガリンを市松模様など、きれいに塗ってくれたそうだ。「私も結婚して子供が生まれたら、サンタポストつくりたい」「F先生みたいな人と結婚したい」という女の子が続出していました。
◆ミュージアムカフェが混雑していたら、テイクアウトコーナーへ
F作品に登場するキャラクターにちなんだメニューが食べられるミュージアムカフェ。F先生の誕生日である12月1日には、お誕生日限定のカフェラテが登場するほか、12月2日（ドラミちゃんの誕生日）からは「ドラミちゃんのメロンパン」の販売がスタート。また、12月中旬からは「ジャイアンシチュー 味のもとのもと付き」や「やわらかスネ肉のスネちゃまシチュー」など新メニューも登場します。ただし、当然ながら人気があるため、時間帯によっては待ち時間が長くなることも。そんなときは、テイクアウトコーナーをのぞいてみるのがおすすめ。ミュージアムカフェに比べると比較的すいているうえ、じつはテイクアウトコーナーでもお茶やコーヒーを飲んだり、軽食を食べたりできるんです。
◆ミュージアム公式図録をゲット
そして、忘れてはいけないのがミュージアム公式図録（ここでしか売っていないという限定品）。藤子・F・不二雄ミュージアムは見どころがたくさんあるため、注意深く見ていたつもりでも、あとから公式図録を見てみると「見そびれた！」というものが続々見つかります。でも、じつはこれ、デートスポットとしてはむしろ好材料。公式図録をふたりで一緒に眺めつつ、楽しかったデートを振り返りつつ、次のデートの約束をする。そんないたれり尽くせりの場所なのです。
クリスマスバージョンのカラー原画（6点）の展示は12月26日（月）まで、イルミネーション（夕刻〜18時）はは1月30日（月）までやっているので、ぜひ足を運んでみてください。
（島影真奈美）
