SONY3DViewer


人間が一度に両目で見渡せる範囲、つまり「人の最大視野角」は約200度と言われている。この範囲すべてをカバーするゴーグル型、しかも目の上下から外界の光が入ってこない構造で、映画やゲームにどっぷり浸れる3D映像対応ディスプレイ、ソニー 3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1が2011年11月11日から発売された。
しかし、9月からの予約分ですでに完売。今後の入荷分を予約すると、当機を手にすることができるのは2012年1月以降。実勢価格は5万9800円で、予約するのにちょっと勇気を要する金額。すでに入手済みのユーザーからは、これほどの映像美と臨場感が経験できるのならば、コストパフォーマンスは高いという声が多い。ただし、耳の肥えた音楽マニアには、付属のヘッドホンは耳にあてずに、ホームシアターなどのスピーカーの音声を聞くことをおすすめするユーザーも。

約420g(ケーブル除く)のヘッドマウントユニットを約600gのプロセッサーユニットに接続。そのプロセッサーユニットをHDMIケーブルでBDプレーヤーやPS3に接続すれば、驚異的な没入感を伴う映像世界を経験することができる。(ただし、接続機材との互換性は念入りに調べよう。)ヘッドマウントユニットは、普段のメガネの上から使用できる程度のスペースがあるようで、非常に心強い。装着した自分自身がまるでSF映画の主人公、といった気分のデザインは、つねにちょっと先の未来を見せてきたソニーらしさがあふれている。

今後軽量化とワイヤレス化が進めば、映画「ストレンジ・デイズ/1999年12月31日」のような、「自分が見たい夢を見る」世界観へさらに一体化してゆくだろう。いろいろな意味で、映像作品と自分の世界が融合してゆく、そんな時代の幕開けを告げる機器の登場だ。


ソニー 3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1 商品情報



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(MIYUKI KOMATSU)


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