ソニー・エリクソン完全子会社化で、スマホを含めたシームレス事業の展開を 目指すソニー【話題】
先月下旬、ソニーとスウェーデンのエリクソンは、ソニー・エリクソンをソニーの100%子会社とすることに合意した。ソニー・エリクソンが完全子会社となることで、ソニーの製品群にソニー・エリクソンのスマートフォンが組み込まれる。スマートフォン事業を取り込むことによって、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC、テレビの「4つの画面」をシームレスにつなぐ“4スクリーン戦略”を進めていくという。ソニーは音楽や映画、ゲームなどの配信サービスを強化してきた。コンテンツを充実させ、さまざまなデバイスにおいて一体感のあるサービスを展開することで、アップルやサムスンと差別化を図る。
追い風に乗る日本のスマートフォン市場だが、競争は熾烈だ。異なるデバイスをシームレスにつなぐことでは、先月iCloudの提供を開始したアップルがすでに先陣を切っている。そのアップルをスマートフォンの出荷台数で上回るのがサムスン。強豪と同じ土俵で勝負するためには、市場動向を的確に捉えた戦略が必要となるだろう。
テレビ事業の不振などで、2012年3月期連結決算では900億円の赤字になる見通しのソニー。4スクリーン戦略を掲げ、スマートフォン市場で挽回となるか。今後のソニー・エリクソンの展開に注目だ。
(鈴木陽子)
■関連記事
・iPhoneユーザー予想外! iOSアップデートでもバッテリー問題が解決しない!?【話題】
・使うほど髪にハリツヤ、モッズ・ヘアサロンのドライヤー【コスメッティ】
・3D映像にハマる!ソニーのゴーグル型ディスプレイHMZ-T1【売れ筋チェック】
・自分好みのお店が必ず見つかると噂のソーシャルグルメサイト「Retty」ってなに?【話題】
・赤っ恥! 釈由美子に続き及川光博もiPhoneがよくわかっていなかった【話題】